トム・ピーターズ ロバート・ウォーターマン
英治出版
売り上げランキング: 60327
おすすめ度の平均:


時代を超えた、現代にも通用する名著

「日本の優良企業の良さ」をも浮き彫りにする本

考えさせられる一冊

アメリカ的ビジネス書

事例が古くなっており、新しい知見の獲得が難しい一冊
業種を問わずこうした企業はほぼいちようにやぼくさくみえることもあるにせよ、なにか並外れたことを徹底して繰り返すことによって、全従業員が自社の企業文化に同化する
・騒音を流している中でパズルをしてもらった。1グループは消すスイッチをもらっていた。そしてスイッチある方は、使わなかったにも関わらず5倍量のパズルを解いた。
自分は必要なときには管理可能性を行使できる、という意識をもっているだけで、このサガ生じた。
生産性に対して主要な意味を持つのは労働条件それ自体ではなく、労働者に対する経営者の配慮なのだ
ホーソン高価
・経営者たちは、計画、組織作り、動機付け、管理といった重要事項に多くの時間を優先的にあてることをしていない。逆に時間は分断され、ひとつの案件に費やされる時間の平均は9分間という
・超優良企業は、全員の首に短い鎖をつけて想像力をためてしまうことをしない。実践的なリスクを冒すことを奨励し、惜しい失敗を支援する。フレッチャーバイロムの第9戒「しかるべきの過ちをおかすべし」に従っている
・P&GやIBMの秘密が社員一人あたりのIQが20ほど他社より高い、などということではなく、たんに基本をしっかりと実践していることにある
・ホンダの社員か会社から帰る道すがら駐車中のホンダをみかけるとワイパーのゴムのまがったのをキレイに直していく。少しでも、不備があるホンダが走っていることを許せない。
・あるテストで「他者との協調性」の自己診断をした。すべての被験者が自分を上位半分以内にランキングしている。六割が、自分を上位10%に、25%が上位1%に。
・ある研究で、教師が生徒に高い期待を寄せた場合、それだけで生徒の平均IQは25もあがる。
・テキサスインスツルメント「二つ以上の目標は目標なきに等しい」
・チェスのパターンを無意識かに蓄えている。A級のプレーヤーだと2000前後、マスターだと5万前後
・祭文は特殊な経験に基づくパターン言語のことを「旧友」と読んでいる
・失敗した実験は「完璧なる失敗」として、空砲をうって祝う。「プラスの強化にはまた禅のような不思議な特質もある。比喩的にいえば、プラスの強化はやらなくてはならない項目のリストからなるべくサボろうと削除するかわりに、むしろすすんでリストに項目を書き加えるような効果がある」
・スキナーによるとプラスの強化で重要なのは「定量化に重点をおくよりも、その方法がなるべく具体的であることが好ましい」。例:売上げ五割増よりも、「○日までに、○向上を生産体制にもっていく。
・創業期のフォックスぼろ者では、あるエンジニアがプロトタイプを成功。社長は引き出しをあさり、ある物をみつけると、とっておいてくれと1本のバナナを差し出した。
・定期的な報酬を、そして「すぐ」というタイミングを。その場で小切手をきるような
・予想外の強化を間欠的に行う方が効果的(定型的になると慣れる)
・口に出してはっきりと表明された信念と好意との間には関係がないことを示した(ジェーローム・ブルーナーの実験)
・あることを本気でコミットしてもらうためには、小さな好意を積み上げてエスカレートしていく。例)最初は、「標語を玄関にはらせて」、次に「看板をお願いしたい」。いきなり看板だと95件が断った。
・ワトソンやバンカメのジアニーニは実像を払うかに超える、神話的役割を担わされてしまっている
・ニーチェ「生きるための理由(WHY)を見いだしたものは、ほとんどいかなる方法(HOW)にも耐えることができる」
・ジョンガードナー「士気」の中で「人間は意味を追求してやまない」。
・自分の手でクジをひいたほうが他人にひいてもらうよりも当たりの確率はずっと高いと信じ込む
・人間というものは、ほんの少しでも、選択の幅が広がったと思うだけではるかに大きくその気になる(ジュースを選ぶ時に二つからよりも四つからの方がおいしいと思い込む)
・超優良企業が超優良であるのは,平凡な人々から非凡な力を引き出すような組織を作っているからだ
・進化論的にみて狭い意味での「斬新的変化」なる解釈は成り立たない。
・IBMが過去25年のあいだに市場に送り出した主要な新製品の中にIBMの正式な組織から誕生したものは一つにないという。突然変異は、従来の影響の弱いラインの末端で起こることが多い
・「シティバンクではうまくいかぬことがあれば変えてしまうんですな。それもうちのように徐々にではなく、いっぺんにです。たとえそのために銀行全体がひっくり返るような騒ぎになるとしても」。
・P&GやIBMは事前に動きを察知されることを恐れていない。全国一斉発売に先立って周到な学習をするメリットの方が、競合に不意打ちを食らわせられないデメリットよりもはるかに大きいと考えているからである。
・実験というのは単純な好意だから、理不尽なほど厳しい期限内でもやってのける。本来実行不可能な行動に期限の圧力が加われば不可能なことがいつも可能になる
・「大きな問題があるときは適任者を投入して解決させよ。適任者とはもっとも時間がない幹部であることが多い。しかし、「超多忙の適任者」なる人々は、なんとか時間を作り出しているのである。彼らが時間を作り出せるのは組織図や職務規程にしばられず、無理に権限とか責任を言わないからである。
「打ち方用意、撃て、狙え」そして「狙わずに撃ってしまったあとで試行から学べ」