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エリートは貸しを作ることは気にしないけれど、借りを作ることは嫌う。資本主義というシステムを知り尽くしているからだ。借りには必ず利子がつくことをわかっている。
「学習しただけです。おつりを返し損ねると利子が高くつく。」
「何?」「資本主義社会における単純な経済学です。」
植田さんは僕が期待したとおりのことを僕が期待したのとはちがう方法でやった パジャマを着たままワンピースを頭からかぶり、背中のファスナーをあげないまま、服の中で両手を動かして上田さんは起用にパジャマの上を脱いだ裾からパジャマの下も出てきた。「小学校のころから不思議だったですけど」と僕は言った。「女の子はいったいいつごろその特殊技術を習得するんです?」
「見せることに値段がつくって気付いたころからよ」
それが本当とするなら、小学生のころから男の子と女の子との間にはものすごいさがついてくる。ひょっとしたら男の子は永遠に女の子に追いつけたりなんてしないのかも知れない。「言わないのね?」
「はい?」「もう帰ろうって」
「せっかくのデートですから」と僕はいった。
「デートを終わらせるのは女性の役目です。引き伸ばすのが男の役目」「先人たちがむちゃくちゃに傷つきながら築きあげた平和の中で」そのおばあちゃんたちを眺めながら僕は言った。
「うん?」
「魂を汚さぬように鍛えながらロマンチックな大人になる」
「何だ、そりゃ?」
「学習の結果に生まれた将来の目標」
