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2006年04月24日
hotter or the hottest?

世の中では
目の前に出された麻婆豆腐が
真っ赤だったとして
「真っ赤だからこそ」手を伸ばす人と
「真っ赤だからゆえに」手を引っ込める人の二種類が居る。
このたとえだと、
もしかすると、前者の方が多いと思う人がいるかも知れない。
しかし、この麻婆豆腐が、
もしも、カエルだったら?
あるいは、スピリタスだったら?
つまりはそういうことらしい。
人生には、常に刺激を求める人と、
出来る限り平穏を、平和を求める人がいる。
極論すれば、だけれども。
多分、みながそこそこ折衷して生きているんだろうけど、
でも、大局的には、二分されるように思う。
常にペパーをかける人と、そうでない人と。
本当に、どちらの選択肢を取るかは
個人的な判断基準に寄るのだろう。
感覚的なものか、合理的なものか、
経験則に基づいたものか、生理的なものか、
肉体的諸条件からの結果か、わからないけれど。
一般的には、前者がハイリスクハイリターンで
後者が保守的というような概念に属するとも考えられるのかも、知れないけれど
その辺の価値は、神々の闘争であり、
価値観に優劣はない。
周りを見渡せば、
リスクテイカーの権化のような人の方が多いような気もする。
どうやら、それはそれで眼につくものだし、とかも思いながら。
しかし、保守的なこともなんらわるくない。
世界は常に可能性に満ちているわけではない。
人生は短く、
人間の可能性は限定的だ。
それは悲観なことではなく、
その前提条件を受け入れないと、
最適解を解くことは出来ない、という帰結である。
もし、人間が、常に、「刺激的」な人生を送るならば、
養育費の民事訴訟がバブルになっているだろうし、
あるいは、エンパイヤステートビルからの株券を持ったゴムなしバンジーをもっと見ることが出来るだろう。
ひとりっこ政策が始まり、警察は軍隊に代わるだろう。
そんな世界が起こらないのは、
人間は、リスクを見積もり、
時には、保守的に見えるようなルーティン的解決をすることにより、
効率化を図っているからだ。
毎回、食事にエキサイティングを求めていれば
時間も金も、いつかは尽きる。
いつもどおりのブレイクファストをつくるからこそ、
時間の効率化が出来る。
世界には、そんなに数多くの朝食は存在しない。
それが折り合い、と人は言う。
しかし、張るところでは、一点張りをするのも悪くないのは事実である。
いくら人生が有限で、
可能性は、人を救わないとしても、
人間が人間たる理由は、希望というものを持つからだ。
もし人生が、全て見通しの良い世界ならば、
人はおそらく舌を噛んで死ぬか、
あるいは、早送りをするだろう。
1度クリアしたゲームをやり直すほど苦痛なことはない。
好きな人もいるが、それは例外だ。
ヒトサマは、そこまで忍耐強くない。
しかし、見通せない不安だけでも人は死ぬ。
「ぼんやりとした不安」の芥川のように、
「曰く不可解」の藤村操のように。
その心は、結局のところ、
麻婆豆腐を選ぶときは
辛いか、辛くなさそうかで選ぶんじゃなく、
美味そうかどうかで決めるべきなんだろう、とおもつた。
投稿者 kaz : 2006年04月24日 07:09
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コメント
おひさしぶりです。
おひさしぶりでいきなりアレなんですが、
すごくステキな日記ですね。
なんだか、納得してしまいました。
ウマい人生を歩みたいものです。
投稿者 ももぞう : 2006年04月25日 00:40
おお!ご無沙汰しております。
春ですねえ。
お言葉光栄です!
僕も美味い人生を歩みたいと思っているのですが
どうも辛いものに手を出しがちで
胃をいためます。笑
コメントありがとうございます!
投稿者 原田 : 2006年04月25日 06:24
ロンドンから初めまして。
Mixiから飛んできました。
素敵なブログですね。
私は思い切りリスクテイカーの方を
選ぶタイプですね。
人と違ったことをしてなんぼ、
と思うタイプ…。
でもほんと、世の中みんなそういう人だらけ
だったらまた機能しないのだろうし。。。
お気に入りに追加させていただきました。
投稿者 ロタ@ロンドン : 2006年05月25日 17:56
わあ。ロンドンからありがとうございます。
今のロンドンも、雨が多いのでしょうか。
僕自身は、どちらなんでしょう。
なんとなく保身が強いのかも知れません。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
投稿者 原田 : 2006年05月27日 12:50