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2006年02月25日
東京タワー

東京タワーというものは、
東京に住む人にとって、何かしらの象徴である。
「スプートニクの恋人」では、
「記号と象徴の違いって何?」という話があったが、
東京タワーは、東京の記号ではなく、象徴だ。
ニュースの終わりに、ドラマのクライマックスに、カラオケの背景に、
小説の綾取りに、映画のスパイスに、
東京タワーは生きる。
先日、リリーフランキー先生の「東京タワー」を読んだ。
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そこでは、東京タワーが、まさしく「何か」の比喩であり象徴して彩られる。
また、昨年公開された映画、「東京タワー」でも、
同じように、東京タワーが存在する。
決して主役ではいが、決して欠かせざるもののひとつ。
それにより、見る者は何かしら
東京タワーに、自分の過去の「何か」を重ねる。
つまり、東京タワーとは
個々が持つ「何か」の象徴であり、同時に
物語においては、「何か」の象徴であるという
ダブルミーニングを持つ存在として生きるのである。
解かりやすく言うと
映画や物語の中で、
東京タワーは「観光地」や「景色」、「存在」ではない
何かを「意味するモノ」として登場する。
つまり、その時点で
東京タワーは、東京タワーでありながら
「何か」の記号になる。
そして、その記号を見るものは
東京タワーを通じて「自分の中の何か」を象徴するものを重ね合わせるのだ。
私にとっても
東京タワーは意義深い。
歩いて5分の距離にあるということもあり、
地理的に、非常に密接した建物でもあるが、
同時に、「何かへの羨望や憧れ」。あるいは、青臭い言葉で言うならば
「未来や希望」的な何かを象徴する。
走りながら、東京タワーを見ながら、
自分の中の何かを当てはめる。
それは、例えばパリのエッフェル塔や
マンハッタンのエンパイヤステートビルも持つ意味なのだろう、とは思う。
たまには、クリスマスツリーになり。
たまには、広告塔になる。
東京に住む者にとっては、彩りになり、
東京を目指す者にとっては、灯台となる。
投稿者 kaz : 2006年02月25日 06:42
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コメント
このエントリーがあまりにも気に入ったので、思わず自分のブログに使っちゃいました。すみません。
トラバのかわりに、コメントをさせてもらいました~。
おれもこんな文章書きたい~。
投稿者 naotoxic : 2006年02月26日 16:44
おお!
光栄です。恐縮です。
かなり嬉しいです、ドキドキ。
僕も奇麗な文章を書きたいのだけど、
やっぱり、難しいよねえ。
夏目漱石が先生です(足元どころか、ミジンコにも及びませんが)
ありがとう!テンションあがった。
投稿者 原田 : 2006年02月26日 17:05
今月号の『波』(NEWWAVE社PR誌100円←激レア雑誌。笑)で、森達也が東京タワーの奇妙さを書いています。私も取材に同行しました。良かったら読んでみてー。
投稿者 naomi : 2006年02月28日 14:44
100円!
凄いね。「波」って、かなり通好みのじゃなかった?
(筒井さんがよく書いていた覚えがあるのだが)
是非是非拝読しますわ。
かっこいいなぁ。
僕も早く就職しようっと。
サンクス!!
投稿者 原田 : 2006年02月28日 15:10
はじめまして。
トラックバックさせていただきました。
東京タワーって色んな表情がありますよね。
私は田舎者なので、東京タワーが好きです。
全国の田舎者の方々には失礼だとは思いますが、田舎者は東京タワーが好きです。尾登さんです。所謂、外人なのですかね。
また、遊びに来ますね。
投稿者 かなこ : 2006年03月08日 10:50
おお!コメント、TBありがとうございます!
僕も大阪出身なのですが
やはり東京タワーは好きですねー。
かなり近いところに住んでいるのに、
上ったことはないのですが。
今後ともどうぞ宜しくお願いします!
投稿者 原田 : 2006年03月12日 10:40

