2005年12月29日
2005年、原田の脳髄を刺激した小説12冊
今年も本読んだのです!
ということで、百式管理人さんの
i d e a * i d e a - 2005年、百式管理人の本棚を生き抜いた12冊というエントリーを
模倣。
ただし、僕は小説縛りで。
■総評
学生最後の年ということで、「青春モノ」を片っ端から読んでみた。
結果、ランキングにも、その傾向が反映されている。
あと一重に、僕が春樹ismの継承者であるからに他ならぬ。
ただ、読んだ本は実家に送っているので
忘れている本も多そう。
この1年で「小説」は、100冊前後読んだと思われ。
あとハードカバーは、金ないので、殆ど買ってない気がする。
■12位 無間人形―新宿鮫〈4〉
光文社 (2000/05)

人物描写が見事
愛し方・・・
直木賞受賞作として期待して読んだが・・・ハードボイルド作家(と少し違うけど)、というか、大御所大沢さんの新宿鮫シリーズ。
いまんところシリーズ7まで読んだけど、やはり、これが白眉。
いわゆるサスペンス?ミステリーとは少し違う。
「ずっこけ三人組」をハードにして、ボイルドにして、現代にして、六本木にした感じ。
■11位 ローズガーデン
講談社 (2003/06)
売り上げランキング: 27,151

種をまく
『ミロ』に近づける一冊
意味を量りかねます。
個人的に、女流作家はあまり身体が受け付けないのだが
桐野夏生さんは読む(あと宮部みゆきや高村薫)。
で、その中でも、これはグっときた一作。
他の作品は、えげつなかったり、リアルすぎてひくところもあるのだが、
これは、恋愛も絡んでいたりして、しっとりと読んだ。
ただ、女探偵ミロシリーズなので、他を読んでないと
ピンと来ないかも。
■10位 誰も知らない名言集"
幻冬舎 (2001/12)
売り上げランキング: 1,669

オレは知ってる、、、名言集!!
読まないなんて、知らないなんて、、、、、、。
脱帽リリーフランキーといえば、「東京タワー」なんか呼んでいる場合じゃないよ。
これを読め、と。
名言集は大好きなのだが、
ここまでシュールなのは初めてみた。
難解という意味のシュールではなく、むしろ難儀。
ちょうど親友の高木君も読んでいて
共感した。
とりあえず笑いたいときはマスト。
あ、これ小説ちゃうやん。まぁ、ええわ。
じゃあ、かわりに10位は、13階段で。
■9位 アルケミスト
角川書店 (1997/02)
売り上げランキング: 1,818

シンプルで最高のバイブル
読み返すたび、表情を変える1冊
響きます。ジェームスレッドフィールドの聖なる予言を思い出した。
ある種の哲学書。
ただし、ソフィーの世界とは全然違う。
例えば、チーズはどこへ行った系。
ただ、もっと、サンテデュクペリ系。
■8位 一人の男が飛行機から飛び降りる
新潮社 (1999/08)
売り上げランキング: 36,081

シュールな世界へGO!
気難しい人に
夢の記憶、149編超短編集。
神がかっている。
シュールなんだけど、エスプリ効きまくり。
柴田さんの訳。
■7位 ダ・ヴィンチ・コード
角川書店 (2004/05/31)
売り上げランキング: 331

宗教に無関心な人こそ読むべし!
評判どおり面白い
この本は、ページをめくる手を休めさせてくれない。説明不要。
まさに「やめられない、とまらない」の楽しさだった。
■6位 取り扱い注意"
佐藤正午の「Y」も「ジャンプ」も大好きなのだが、
あえてこれで。
系統としては、個人的にはこの本にノルウェイの永沢さんを見た。
■5位 パイロットフィッシュ
角川書店 (2004/03/25)
売り上げランキング: 14,014

記憶に育てられるということ
ディーテイルが良い
うすっぺらい・許せない青春小説の王道。
魚を飼いたくなる。
アジアンタムブルーも悪くない。
ただ、まったりとしすぎて、嫌いな人は嫌いかも。
個人的には、江国さんに近い作風でないかと思っている。
■4位 雨にぬれても
幻冬舎 (2005/04)
売り上げランキング: 28,098

暖かく心にしみる
内容の濃い文章日本のボブグリーンと呼ばれる筆者。
ノンフィクションとして、ある種の世界を切り開いた。
立花隆でもなく、辺見さんでもなく、沢木さんでもないノンフィクションの力。
とりあえず僕は、この作家を人に常にすすめているのだが、
ハズレはあまりない。
個人的には、大好きな本の1つ。
一番有名なのは、同筆者の友がみな我よりえらく見える日は。
あ、これも、小説ちゃうやんけ。
まぁ、ええか。
とりあえず、このシリーズは素晴らしすぎるので
今度、改めて解説したい次第。
■3位 夜の果てまで
角川書店 (2004/02)
売り上げランキング: 22,216

胸が痛くなる小説
胸が痛くなるような恋愛小説
身に覚えのある恋愛盛田さんの名前は知らなかったのだが
これ読んで、彼のほかの本をあらかた読んだ。
日経新聞でたまに解説もしてたはず。
で、これも恋愛小説の王道。
年上の女性と学生の物語。
しかも、港区とかも舞台になり
「これ、近所や」というシーンもあった。
号泣レベル。うそかも。
でも、せつない。
■2位 僕のなかの壊れていない部分
光文社 (2005/03/10)

う~ん
物語として面白くありません
死ぬこと生きることを飾らずにまっすぐ見つめるこれは、いわば、ノルウェイの永沢かリヴァイアサンのサックスが主人公的な小説。
天才であり鬼の行動ながらも悲劇に走る男の物語。
■1位 竜馬がゆく
文藝春秋 (1998/09)
売り上げランキング: 1,196

もっと若いときに読みたかった。
ひとの生き様
司馬文学を読んでみようかなと思ったら説明不要。
男の浪漫。
==========
それでは、良いお年を。
投稿者 kaz : 2005年12月29日 15:26
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コメント
今年もよろしくです
上原隆さんを紹介していたので思わず書き込みをば。。
「日本のボブグリーン」のキャッチコピーに惹きつけられ
僕も買ってます。
こういう文章が新聞の片隅にでもいいから載っていてほしいな
と思ってしまいます
投稿者 タカムラ : 2006年01月08日 18:21
だよねー。
けいたが読んでないハズないよねえ。
こういうニュートラルな文章って
どうしても新聞には、少ないよね。
雑誌には多いような気がする。
投稿者 原田 : 2006年01月18日 22:58











