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2005年10月08日
坂の上の雲
昨日、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を
全八巻読了し終えた。
感無量である。
今まで、時代小説は読まなかった。
むしろ、読めなかった。
食指が動かなかったのだ。
宮部みゆきの著作でさえ、江戸ものは避けていた。
時代小説だけではない。
つまるところ、「過去の物語」があまり苦手だった。
これは、海外においては、当てはまらず、
日本の「過去の物語」が苦手だった。
例えば、織田信長だとか、幕末だとか、江戸ものだとか。
そのような本を読めなかった。
だから、受験では、躊躇なく世界史を選んだ。
しかし、今年になって
やっと読めるようになった。
きっかけは、父の薦めだが。
ちなみに、父は、僕とは逆に
戦国時代とか、中国の著作とかが好きなようだ。
以前は、親鸞や五経を読んでいた。
話がそれた。
今年、自身が最後のモラトリアム。
来年から就職するという時期においてこそ、
このような小説は、自分にとって肉薄したものとして
存在しえた。
しかし、背景をそう規定するならば、
もしかすると、僕は時代小説者が読めるようになったのではなく、
非常に限定的に共感できる書籍(この場合は、司馬遼太郎)を
得ただけなのかも知れない。
いずれにせよ、
「坂の上の雲」
読み始めると、とまらなかった。
僕自身は、右でも左でもないのだが、
これを読んでしまうと、
大日本帝国マンセーってな気分になるのも
分からないでない。
この本は、もっとも
日露戦争をメインに3人の主人公から書いたものではある。
小説で、涙を流すということは
めったにないのだが、
この小説では、どれだけ涙腺をやられたことか。
ともあれ、
好き嫌いはあると思うので、
無理にはすすめないが、
個人的には、いままで読んだノンフィクションもので
トップ5に入るほど、気に入った本だった。
文芸春秋 (1999/01)
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日露戦争の陰の立役者
最高傑作か?
明治という時代の特異さ投稿者 kaz : 2005年10月08日 09:35
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