2004年06月05日
友よ
今日、友人から電話があった。
小学校からの友人で、親友と言ってもいい。
高校からは疎遠になったが、去年、僕が海外に行く前に酒を交わし、
再び、連絡を取るようになった。
彼は、新卒2年目になる。
京都で一人暮らしをし、とある企業に勤めている。
1年目は、まだやさしかった。
地獄が始まったのは2年目からだ。
休みは、まったくなくなり、
日々、朝7時から、深夜1時まで働く日々。
営業で、駆けずり回り、警察に切符を切られても
経費は落ちるはずもない。
「免許更新して一ヶ月もたってないのに2回も切られたよ。
これが仕事だ」
彼が電話をくれる時は、
たいてい、彼が運転しているときである。
そんな時しか、時間がないんだ。
「アポまであと5分あるから、話しよう」
と、彼は電話をくれる。
彼はいま、心底参っている。
「女はどう?」
僕は聞く。
彼は、僕が惚れ惚れするほど、かっこいい。
僕が、そういうと、
「早く、ゲイをカミングアウトしなよ」と彼なりの
ブラックジョークで切り返す。
「うーん、こないだ女子大生と遊んだんだけど、
つまんないね」
さも、ありなん。
彼は社会で必死に漂流しながら、フラッグを振る戦士。
彼は、京都で、今、つかの間の眠りに入っている。
投稿者 kaz : 2004年06月05日 13:46
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