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2010年06月 アーカイブ

2010年06月04日

おまじない

おまじないと言いますか、ジンクスなのか、癖なのか、はたまた習慣なのか。

そのような「こういう時はこうする」といった反復可能性を持った行為を人は行うことがある。

たとえば、歌の「ラララ」では「ちっぽけな縁起かついで 右足から家を出る」という挿話が。

あるいは、「ノルウェイの森」では、ラジオ体操は「最初からしなくちゃいけない。ジャンプの箇所だけを飛ばすことはできない」という少年が。

ドラマ「セックスアンドザシティ」では、「分かれた恋人のセクシーな写真は捨てること」といったエピソードが。

もっと卑近な例で言えば「雨の日にはbad dayを聴く」「夜は爪を切らない」「出社時にはスタバのソイラテ」「勝負下着の色」などなどあるだろう。

このように人は「ある条件下においては、こうする」といったルーチンを持って生きている。

あるいは、「ルール」という人もいるかもしれない。

そのルールは「ジンクスに裏付けられたもの(過去にその行為によって望むべき結果があった)」や「効率化するためにしているもの」「必要性に添ってしているもの」など様々な理由によって行われる。

たとえば私の場合だと「寝る寸前には本を手にしてから寝る」というのが習慣化している。

必ずしも読む必要はないが、基本的には読むことが望ましい。短い時は1分だっていい。すぐに閉じることもあるけど、大体寝る直前は本を手にする。最近だと1Q84を1章づつ読んでいるから、ちっとも減らない。一ヶ月くらいかかりそうだ。

また長く読むのではなく「さくっと読む」方が好ましいので、オムニバス形式の本が多い。これは普段、電車などで読む本とは傾向が異なり「寝る前に読む本」というジャンルが当方の中で出来つつある。

これを「なぜこうしているのか?」と考えた。

1つは「習慣だから本を手にしないと気持ち悪い」というのがあるが、それよりも、ここには必然性があるような気がして、自分の意識を探ってみた。

すると、このような結論に至った。

「睡眠を熟睡とするためには、寝る前には余計な思考(邪心)が入るとよくない。そのため、リセットしている」ということだった。

なお、これをipadで試したところ、いまいちだった。思うに、「今読むのはこの本じゃない」と思った時の切り替えが少し時間がかかるからだろう、という結論になった。

2010年06月12日

安上がりの幸せ

今日、靴下を干すハンガーを新調した。

元々はプラスチックのものだった。引っ越しした時に、とりあえずで買った一品だ。色もイマイチだったがリニューアルまで至らなかった。

しかし、先日、太陽の光を存分に浴びたソレは、いつしか朽ちていった。パラパラとつまむところが落ちていった。

こりゃいかん、と新調した。

ステンレスのシルバーの一品。雨にも強いし、色も、タオルハンガーと同じだ。気持ち良い。

これで靴下を干すのが少し楽しくなった。

小さな幸せ。

村上春樹は「小確幸」という概念を提唱していた。

「小さな、確実な、幸せ」ということで、例示として「早朝のまだ誰もはいっていない、静かなプールで泳ぎだす一瞬」などを上げていた。

そのような小さな幸せは、時に静かに人生を色付ける。

大きくはないし、イベントではないし、人と共有するものでもない幸せなのだけれど、そういうものたちが人生を結局のところ彩るのだ。

毎日結婚式が行われるわけではなし、毎週運命の出会いがあるわけではなし、毎年家を買うわけではなし。

そうではなく、日々に埋もれる小さな出来事の総体を人は人生と呼ぶ。

たとえば、個人的には(前も書いたかもしれないけれど)、休日に朝シャワーを浴びて、外に出ると、初夏の風が吹いていて、そして太陽がまだ強く差さないけれど暖かく降り注ぐ頃の光を浴びるということが好きで。

あるいは、ブランチのコーヒーの匂いや土曜日夜のカウントダウンTV(最近は見ることもなくなってしまったけれど)や、映画の予告編やそんなものが小さな幸せだけれど、欠かせない幸せだったりする。

そして、どれだけそのような小さな幸せをかき集めることができるかが、モチベーション管理にも繋がるのではないかなぁ、と思ったりする。

宝クジで1億円をあてる幸せを願うより、朝食べるフルーツトマトの冷たさに幸せを感じる方がなんだか健全だ。

よく考えれば、私がマラソンを続けているのも、終わった後に飲む水のうまさのお陰かもしんない。

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