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シンプルさと寒さ

書くネタがなかったので、とりあえず時候のネタをピックアップしてみた。

クリスマスねえ。なんかあるかな。そうだ。

中学生の頃のクリスマスのお話。

その頃は学生で。学生は平日も祝日も関係がないから、クリスマスは平日であろうと祝日であろうと、セレブレートされるべき存在だった。

1年生の頃だっただろうか。友人たちとクリスマスに出かけることになった。いわゆるグループで、そこには女性もいて。

1人は男勝りな人で、もう1人は勉強が出来た女性だった。

大阪に出来た南港というモールのようなところに行った憶えがある。学校がどうだったのか憶えていないが、朝早くから出かけたと思う。朝の寒さだけがうっすらと記憶に残っている。多分、8時なんかに家を出たハズだ。

休みの日に8時からどこかに出かけるなんて、若さゆえだろう。10時以降がデフォになって大きな年月が過ぎてしまった。

いずれにせよ、男性3人、女性2人のそのメンバーで、南港をぶらぶらした。中学生が、モールなんざいってもすることはない。それに今思い返すと、なぜ「3対2」という組み合わせなのかイマイチよくわからない。その辺の法則さえも無視するような頃合いだったんだろう。

写真を撮るのを楽しんで(使い捨てカメラだったように思う。その頃は、プリントに出すという伝統的な文化が重宝されていた時期だ)。そして食事をしてゲームセンターをいって、もしかすると映画くらいは見たのかもしれない。天使にラブソングはその頃だったろうか。

そして、帰宅してメンバーの1人の家でわいわい話をした。その頃、事件が起こった。

とある発言により女性が怒り、家を飛び出してしまった。

私がその人を追いかけることになった。中学生らしからぬ、思いやりである。

自転車で出かけたその人は家の外にはいなくなっていた。その頃の自転車と今の自転車は多分、自転車の持つ意味合いが違うような気がしないでもない。その頃の自転車はいわばジュディーアンドマリーの曲にある自転車だったのだ。

いずれにせよ。

そして、私も歩いてそこかしらを探した。結局、見つけられなかった。多分5時間くらいは探しただろうと思う。

いる確率が1%を切っている場所を延々と探すのは、なかなかタフな仕事だった。ただ、その「行為」が恐らく大切だと感じていた私は、徒労という言葉を踏みつぶして歩いていた。寒い1日だった。

部屋に残された友人と女性はしらけて、適当に散会したようだ。携帯電話もない時代で、連絡も取れず、ひどいクリスマスだったように憶えている。

全てが回りくどく、厄介で、4文字熟語である「紆余曲折」という言葉を邁進するような出来事だった。

その女性がなぜ怒ってでていったのか、今でもイマイチ理解できないし、理解する努力もしていないのだが、多分、それは、そういう時期だったんだと思う。

村上氏の言葉でいう「台風がきたら、じっとして通り過ぎるまで待つんだ」というような。

でも、その頃は村上氏の書籍はしらなかったし、そもそも、世の中が複雑だなんて知るよしもなかった。

その頃に比べて物事は幾分シンプルになったような気がするけれど、この時期の寒さだけはずっと変わらぬまま年をとっていく。


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コメント (2)

techan:

おひさです。

この頃の事覚えてるわ。

使い捨てカメラはいつも持ち歩いてたもんね!

撮りまくって現像代が馬鹿みたいにかかってさぁ(^^

この頃にしてみれば楽しかったような気もするなぁ。

原田:

おお!生き証人!

懐かしいねー。多分、この頃はこの頃なりの楽しさがあったよね。ありがとう!

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