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2009年12月 アーカイブ

2009年12月13日

書評:「いま会社がなくなってもすぐ次が見つかる人になる33のステップ」

すぐやる人の代名詞である「豊田圭一さん」が新刊を出されたそうです。

献本御礼と共に、いくつか引用まで。

こちらの本は、タイトルにあるように、ビジネスでの力を付けるための方法が紹介された本。プレゼン力や人脈力、コミュニケーション力などなど。

社会の雇用環境がより流動的になる昨今では、本書にもある自分の市場価値というものがより重要になるのでしょう。

それで思い出したのですが、先日、何かでみたニュース。

その人は社会保険庁に務めるおじさん(40だか50歳だか)。今回の削減もろもろの波に呑まれ、リストラされるとかしないとか。なぜ、その人がリストラ対象になるかというと、過去に1度、知り合いの支払い歴などをチェックして懲戒を受けた過去があるから。

それに対して彼はこう言います。「今までこれだけ働いてきたのに1度の失敗で、こんな仕打ちを受けるなんて。どうして生きていったら良いのか」と。

それを見て少しカルチャーショックを受けたのを憶えています。というのも、「給与や待遇は、その人の市場価値によって決まるものである」と考える立脚点からみれば、「いくら社保庁を首になったとはいえ、自分の能力を活かして、他の仕事をする道がある」という考え方があり、逆にいえば、「他の場所で、それだけの評価を受けることができないならば、それなりの生活をすべき」という考え方があったからです。

もっとも、日本の労働環境は終身雇用を前提とした年功序列や、転職者へのマイナス評価なども鑑みれば、確かに、その年齢でいきなり市場に出されるというのはコクかもしれません。いわば、ペットとして飼われていた室内犬がサバンナに放り出されるようなものなのかもしれないです(人を動物に例える比喩のまずさはともかく)。

まぁ、でも、ともあれ、社会というのは、そのような社会になってきており、このような「至上価値」という言葉は今後、さらに耳にするようになるのかもしれません。

以下、いくつか引用。

■テンション

仕事に必要なものって何でしょうね?」
と質問してみました。
それにタイする高瀬さんの答えが
「テンションの高さ以外にないだろ!」

■女性

男性のレビューはオブラートに包まれていることがあるのに対して、女性のレビューは往々にしてストレートであるということを指して以下。

女性は思ったことをズバっといったりします。

これ分かる気がしますね。異性からのレビューは、想定外のツッコミが多い気がします。

■ブランド品

ブランド品の仕立てが良い服をきるとそれだけで気持ちがシャキっとします。

某先輩から、そう言われたことありますな。

コンサルなら、ランチは1500円以上、ノートはモーレスキン、ペンはどこのブランドでもいいから万年筆って。

「ランチで1500円以上って探す方が時間かかるぜ先輩」と心ながらに思ったのを憶えています。

ということで、ビジネスパーソンな方々はいかがでしょうか!?

※ご関係者各位

書評10冊以上溜まっておりまして、申し訳ありません・・・。ありがとうございます!順次、拝読させて頂ければと思います。

オリヒメとショートショートと

世の中に「みんなで創るバッグブランド「オリヒメ」」といういけてるサービスがあります。

主に女性向けのパソコンバッグやケース、その他バッグなどを扱うオンラインショップなのですが、ユーザが自分でデザインをカスタマイズできる機能があります。

確かに女性向けのPCケースは今まであまり無かったので、素敵な感じです。

そのオリヒメを運営するのがアゲハの木下さん。大学の同窓生でもあります。

そこで、先日、お仕事でちょっと取材をさせてもらって、以下の記事に。

» ユーザー参加型の商品開発を実現するバッグのオンラインショップ「オリヒメ」:ベンチャー - CNET Japan

したらば、木下さんがブログで、わたくしめのtwitterをご紹介してくれたので、便乗して、最近、twitterで挑戦したショートショートのご紹介。

» CNETJapan掲載でお問合せ殺到中☆: オリヒメの夢

ラテンアメリカでは、特殊な役満がある。それは「中と南と北」での大三元ライクな「中南米」という役。ちなみにエジプトでは「中・東・北」を合わせた「中東北アフリカ」という役もある。みなそれを出るまでは出国できないという言い訳で日本人宿で麻雀沈没者が増えることになる。
幼稚園のころ、子供がどうしたら生まれるのかしらなかった。結婚すると「ころ合いをみて」勝手に生まれるものだと思っていた。ころ合いの判断基準は夫婦双方がどれだけ互いを好んでいるかに左右されるという判断基準があると思っていた。それが本当だったならば、もう少し世の中はまろやかだったのに。
1996年にネットをはじめた。同級生は誰も使っていない。僕は誰にもメールを送れない。一番のメール友達はMAILER-DAEMONだった。それでもOutLookの「受信中」をみるのが楽しかった。スパムでもメールがくることが嬉しかった時代があった。人は「もしかして」に支えられ生きる
アルゼンチンに入国する時に、国境で日本から持っていった薬が見つかった。1年分の薬(頭痛、腹痛、風邪薬とか)だったので確かに怪しい。しかもスペイン語で答えさせられるからめんどくさくて全部「頭痛薬だ」と回答。「どんだけ頭がおかしいんだ」と言われた。正しいツッコミだった。
切符をよくなくしていた。右ポケットに入れようと決めた。ポケットのないズボンを履くときがあった。切符は消えた。春樹氏の本で「耳の中に入れる」というのを読んで真似をした。羞恥心に負け切符は消えた。携帯SUICAを使うようになった。携帯をなくすようになった。電車にのらないようになった。
マンボウは泳ぎ方が下手だ(Wikipediaにも書かれている)。まっすぐには進めるけど、左右への移動が苦手だ。海は広いからぶつからない。では水族館では?壁にぶつかってから方法を変えることになる。永沢氏の「やれる所までやってみて、ダメだったらその時考えればいい」という言葉を思い出す

若干デフォルメしているところはあるのですが、基本的には全部、本当にあった話。

昨今はテレビ番組でもtwitterは取り上げられることが増えましたね。もしよろしければ、以下より繋がっちゃえると幸甚です。

» 原田@アルカーナ (kazuhide) on Twitter

そして、オリヒメをどぞ!

» 「みんなで創るバッグブランド「オリヒメ」

2009年12月21日

シンプルさと寒さ

書くネタがなかったので、とりあえず時候のネタをピックアップしてみた。

クリスマスねえ。なんかあるかな。そうだ。

中学生の頃のクリスマスのお話。

その頃は学生で。学生は平日も祝日も関係がないから、クリスマスは平日であろうと祝日であろうと、セレブレートされるべき存在だった。

1年生の頃だっただろうか。友人たちとクリスマスに出かけることになった。いわゆるグループで、そこには女性もいて。

1人は男勝りな人で、もう1人は勉強が出来た女性だった。

大阪に出来た南港というモールのようなところに行った憶えがある。学校がどうだったのか憶えていないが、朝早くから出かけたと思う。朝の寒さだけがうっすらと記憶に残っている。多分、8時なんかに家を出たハズだ。

休みの日に8時からどこかに出かけるなんて、若さゆえだろう。10時以降がデフォになって大きな年月が過ぎてしまった。

いずれにせよ、男性3人、女性2人のそのメンバーで、南港をぶらぶらした。中学生が、モールなんざいってもすることはない。それに今思い返すと、なぜ「3対2」という組み合わせなのかイマイチよくわからない。その辺の法則さえも無視するような頃合いだったんだろう。

写真を撮るのを楽しんで(使い捨てカメラだったように思う。その頃は、プリントに出すという伝統的な文化が重宝されていた時期だ)。そして食事をしてゲームセンターをいって、もしかすると映画くらいは見たのかもしれない。天使にラブソングはその頃だったろうか。

そして、帰宅してメンバーの1人の家でわいわい話をした。その頃、事件が起こった。

とある発言により女性が怒り、家を飛び出してしまった。

私がその人を追いかけることになった。中学生らしからぬ、思いやりである。

自転車で出かけたその人は家の外にはいなくなっていた。その頃の自転車と今の自転車は多分、自転車の持つ意味合いが違うような気がしないでもない。その頃の自転車はいわばジュディーアンドマリーの曲にある自転車だったのだ。

いずれにせよ。

そして、私も歩いてそこかしらを探した。結局、見つけられなかった。多分5時間くらいは探しただろうと思う。

いる確率が1%を切っている場所を延々と探すのは、なかなかタフな仕事だった。ただ、その「行為」が恐らく大切だと感じていた私は、徒労という言葉を踏みつぶして歩いていた。寒い1日だった。

部屋に残された友人と女性はしらけて、適当に散会したようだ。携帯電話もない時代で、連絡も取れず、ひどいクリスマスだったように憶えている。

全てが回りくどく、厄介で、4文字熟語である「紆余曲折」という言葉を邁進するような出来事だった。

その女性がなぜ怒ってでていったのか、今でもイマイチ理解できないし、理解する努力もしていないのだが、多分、それは、そういう時期だったんだと思う。

村上氏の言葉でいう「台風がきたら、じっとして通り過ぎるまで待つんだ」というような。

でも、その頃は村上氏の書籍はしらなかったし、そもそも、世の中が複雑だなんて知るよしもなかった。

その頃に比べて物事は幾分シンプルになったような気がするけれど、この時期の寒さだけはずっと変わらぬまま年をとっていく。

2009年12月27日

なぜあの人は別れたのだろう?という問いに対する答え方

たとえば、友人Aと食事に行く。すると、共通の友人Bの話になる。友人Bは、最近、恋人と別れたばかりだ。

そこでたとえばこのような問いがでる。

どうしてBは分かれてしまったんだろうね

と。

この問いに対して、回答する人の傾向は2種類に分かれる。

1つは、「理由は○だよ」と明確な回答を答えたがる人。

もう1つは「理由は○○なんじゃない」と推論を重視する人。

もちろん前者は回答を知らないと出来ない回答だから、回答比率として推測が多くなるのは当然なのだけれど、傾向としては、前者の方が多い気がする。

つまり「本人がいたら聞く人」と「聞く前に仮説を立てる人」のような。

他にもたとえばこういうこと。

友人と食事をしているとする。その店の利益を知りたくなったとする。

その場合、推測が始まるわけだが、その個々の要素(賃料/人件費/回転率/顧客単価/収容人数/原価などなど)の「本当の数字」を知りたい人と「仮説を置いて推測したい」人の2種類いるような。

こういうたとえ話を聞いたことがある(前にも書いたかなー)

あるパーティでテーブルの上にのったワイングラスが倒れた。とある推理小説家は、「そのワインがなぜ倒れたかを推測」する。しかし、あるSF作家は「そのワインがどう倒れたら面白いか」という着眼点で考える。

つまり、何が言いたいかというと、会話で「ファクト(事実)」を求める人と「プロセス」を楽しむ人のようなくくりでわかれるのではないかと。

一般的に、会話において、男性は「結論」を求め、女性は「プロセス」を重視するという。そのため、女性のとりとめもない会話に男性は辟易することになり、女性は男性の剛直な結論への意思に飽き飽きするという(伝聞推定)。

いずれにせよ、この会話の嗜好性はけっこう重要な差な気がしていて。この指向性が違うと、会話で色々ミスマッチが起こりそうな気がしないでもない。

2009年12月29日

2009年に読んだ小説 12冊。

さて。個人的に毎年行っている「その年に読んで面白かった小説」まとめ。5年目ー。

昨年は、ビジネス系の書籍に偏りまくったので、小説は30~40冊くらいしか読めていない気がします。ちなみに小説を読むのは、ほぼ電車の中のみ。

ともあれ、過去のは以下。あと今回も12冊ではないですが、12冊なのは仕様。それと、敢えてマニアックなチョイスにしてみました。

他の本に関しては以下もご参考まで。

» 読んだ本

6位:血と骨

血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫)
梁 石日
幻冬舎
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おすすめ度の平均: 4.5
5 金俊平 一人の男して憧れる
5 頭が下がります
5 凄まじい小説
5 身内にいたら嫌!・・・だけど憧れる自分がいる(苦)
5 読む者を圧倒する骨太の骨と、熱い血

映画化もされたので有名ですが。パワーみなぎる一冊。読んだの一昨年だっけな。

あと、以下も非常に勉強になりました。

» 闇の子供たち (読んだ本)

5位:眠らない女

眠らない女―昼はふつうの社会人、夜になると風俗嬢 (幻冬舎アウトロー文庫)
酒井 あゆみ
幻冬舎
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おすすめ度の平均: 4.5
5 風俗嬢の来し方行く末
4 いやあ、勉強になります
5 ふたつの世界を生きる女性たちのお話

ノンフィクション。ドキュメンタリールポ。

酒井さんの本は面白い。大枠では似たジャンルの家田荘子氏の本も良いのではないかと。たとえば以下。あと「出張ホスト」とか。

» バブルと寝た女たち (読んだ本)

4位:無間地獄

無間地獄
無間地獄
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新堂 冬樹
幻冬舎
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おすすめ度の平均: 5.0
5 暗黒ストーリー展開の妙。
5 金金金ば‾い
4 これだけ真っ黒な暗黒小説も珍しい
5 スゴイ
5 劇画のような面白さ

ダークでダーク。裏社会系小説。

最近、小説ではこのような自分の知らない世界系やドキュメンタリ系の本を手に取ってしまう。上記の酒井さんの本とか、下記の歴史モノだとか。

他、似た系列では以下。

» 金王~池袋アンダーグラウンドの「光」と「闇 (読んだ本)

» 闇金ウシジマくん (読んだ本)

3位:浅田次郎

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
浅田 次郎
講談社
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おすすめ度の平均: 4.5
5 近代中国をここまで面白く書けるとは。
5 浅田作品の最高峰!
5 こんなに夢中にさせてくれた作品は久し振りです。
3 後半が残念
5 時間を忘れます。

読み応えのある一冊。この人は文章がいい。そして、同時にたぐいまれなる人間味溢れたストーリーテラー。

お涙頂戴小説が有名だけど、歴史モノにも強し。

2位:1Q84

1Q84 BOOK 1
1Q84 BOOK 1
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村上 春樹
新潮社
売り上げランキング: 64
おすすめ度の平均: 3.5
3 中身があるような、ないような・・・
2 BOOK1の感想
5 構造的
5 「書きっぱなし」に対して
4 面白い方だと思います!

これもまぁお約束。

詳細は以下。

» 1Q84(基本ネタバレなし) (いけいけどんどん)

1位:三国志

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)
吉川 英治
講談社
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おすすめ度の平均: 4.5
5 全8巻の読破もあっという間
3 入門者には不向き
5 三国志に神を見た
5 諸葛孔明
5 三国志には詩がある

正確には今年読んだのではなく、2008年の暮れ。読み終えるとしばらくは、三国志の比喩が抜けない。

諸葛孔明を知るならこの一冊。

そんな感じでした。

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