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エレベーター内での会話の音量のように

タイトルは、自分のメモから拾ってきた。

例のごとく、何かからの引用なのか、あるいは思いつきなのかどちらかは分からない。

ただ、なかなか良い表現である、と自己満悦した。問題は、この修飾がかかる後の文である。

エレベータ内での会話の音量のように、「私たちはささやき続けた」。

とかだと、ありきたりでつまらない上に、「音量のように」がかかっていない。

どのような言葉が後に続けば、coolかしらねえ。

エレベータ内での会話の音量のように、途切れ途切れのケニアの国道。

とかどうだろう。

でも、これだと、前の「エレベータ内での会話の音量」が持つ淫靡さというのが全く活きていない。

このシチュエーションというのは「従来、エレベーターでの話は他の人に聞こえるからあまりマナー的にも好ましくない」のに、それにも関わらずしゃべってしまう。

なおさら、そこでしゃべるほどの時間をエレベーターに乗っている。ないし、それだけの時間さえも我慢できずにしゃべってしまう、というシチュエーションなわけだから、そこには「しゃべっている対象」との親密性、ないし、緊迫性があるわけで、それを受けなければいけないわけである。

そう考えると

エレベータ内での会話の音量のように、ひっそりと残る夏の焼け跡。

とかだとどうかしら。へんに寄りすぎて少し気持ち悪い気もする。

しかも、「音量のように」がかかるわけだから「ひそひそ」とか「こそこそ」などの聴覚の擬音語の方が良い気もする。



エレベータ内での会話の音量のように、微かに聞こえるジングルの音。

これくらいなら、音で受けてのジングルだけど、「ジングルの音」自体が比喩となるので、まぁ良いのかもしれない。季語も入るし(正確な季語かどうかしらんけど)。


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