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恋人の携帯電話

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先日、このようなニュースを見た。

「ときどきしている」人が34%、

約4割が「彼氏のケータイをチェック」、7割が「見たことを後悔していない」 - ITmedia +D モバイル

なにを「ときどきしている」のかというと、恋人の携帯電話をチェックすること。うーむ、とうなってしまった。

この数値を、「そんなもんかな」と見る人と「ほんまかいな」と見る人の2通りがいるような気がするが、諸兄はいかがでしょうか。サンプルはOzモールの利用者だからネットをある程度利用する学生よりも上の女性だろうか(印象)。そうするとサンプルデータとしては、悪くないような気がする。

この「3人に1人は恋人の携帯電話を見ている」というデータには、個人的には「really?」という戦慄を覚えたのですが、でも世の中はえてしてそのようなものかもしれない。ただ、この戦慄の意味は、「怖い」というよりも、そんなにも疑心暗鬼の間柄でよくやるなぁ、というような印象の方が強い。相手を疑い前提で動くと色々うまくいくものもうまくいかなかろうに。

いずれにせよ、個人的な経験では「見られた」と自分が気づいたことはないので、まぁ自分の中では平和に生きている(見られていても気づいていない)。ただ、個人的にこういう世界は興味あるので、よくヒアリングするのだけど、たしかに3割くらいの人は「見る」「見たことがある」という意見をしているので、この数字もそんなものかもしれない。

また、「見る」の頻度や程度、あるいはトリガー(疑心暗鬼となるきっかけ)によって「見る」の定義も変わるので、いちがいには言えないのかもしれない。

携帯の話で、知り合いの人は、奥さんに携帯電話を見られそうになってたたき割ったというアグレッシブな話は聞いたことがあるが、それほど携帯電話というのは個人情報の詰まったものなのだろうか。ならば、そんなの持ち歩かなければいいのに、とも思うのだけれど、それだと携帯の意味がないからやむを得ないのかもしれない。

で、逆に自分が恋人の携帯を見たいか(あるいは見たことがあるか)と考えた場合、みたことは一度も記憶にないし、みたいとも思わないのだけれど、それはなぜだろうか、と自分で考えた。ああ、もしそれがパンドラの箱ならば開けない方が世界がハッピーだから、というシンプルな理由だった。地雷がうまっている可能性がある戦場をすきで歩くやつの気が知れない。

ただ、自分はさておき「友人」の携帯を見たいか?という仮説を考えてみた。そうすると、確かに、見てみると面白そうな人はいそうだ。個人的には、外資系金融、コンサル、マスコミ、ベンチャー周りの知り合い・友人の携帯はとても興味がある。主観だが、彼ら(男性)は平均値をとるとかなり色々な意味でフリーダムな人種であり、そのフリーダム具合(そしてカオス具合とヒッピー具合)は携帯電話に集約されているように思う(注釈しておくと、一般のそれらの人はまともだけど、一部の人がフリーダム度を著しく押し上げているように見受けられる)。まさに自由の翼が携帯電話であるようだ。送信メールのテンプレが完備され、暗号のようなアドレス帳の名前があり、相手によってサイレント設定が完備され、なんというか、まめ。現代はまめな人だけが世の中の翼を持つのかもしれない。

そういえば、何かのゲームで「一番最近の受信(ないし送信)メールを公表する」という罰ゲームを聞いたことがあるが、そういう遊技は、現代の個々人のプライベートを赤裸々に公開する慰みとして一興があるような気もする。いわば土佐日記の現代版である(違。

というかこんなことを書いていて、実際に他人(友人)の携帯メールの内容に興味を持ってきた。携帯メールだと人は人格が変わることが多々あるが、どうだろうか。メールでは優しい人でも会うとそっけないツンデレ系や逆に、会うとジェントルなのにメールではクールみたいなこともあれば、あるいは普段はスラングをしゃべってるのにメールは慇懃無礼とか。そう考えると、携帯メールはその人の別人格を表すような気がしないでもない。PCメールでもいいのだけど、オフィシャリティが高いのでつまらない気がする。なんか、そのような携帯メールアーカイバを共有するサービスとか何かできないかしら。アーカイブは眠っているとただの容量を食うゴミだけど活用すれば何か面白いものになるような気がしないでもない。
昔メッセのログを共有するサービスを考えたことがあったのだけど、いろんな意味でややこしいことになりそうなのでやめた。

しかし、改めて思うのは、携帯電話にはそのような個人情報が集約されているのに平気で人はそこらに持ち出すし、あるいはなくす。なんとも怖い。たとえば、自分が誰かに送ったメールでも、それらが紛失されると自分の個人情報も余裕で情報大航海へ繰り出し、大後悔時代の幕開けとなってしまい、もうてんやわんやの大騒ぎとなるのではないか。そう考えると、携帯電話を落とした時のリスクヘッジやあるいはモバイルリスクマネージメントというような業界はまだまだ可能性があるような気が少しした。

あるいは、ふと思い出したのだが、近しい人とかだと「こんなメールきた!」と教えてくれることがあるが(多分、誰しもあると思う)、そのようにプライベートだと思っているメールは、しらぬ間に、床の間に飾られ、酒のつまみとなることもあり、なんというか鳥獣戯画。

それは携帯メールが友人に見せることができるアフォーダンスと形態を持っているからであり、その点で、PCメールは様々な制約があるために見られにくい。その点においても、携帯メールはいろんな意味で世の中をおもしろおかしく(悪い意味も含む)するためのスパイスなのかもしれない。だから、私は携帯メールが嫌いなんだ、プンスカ


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