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2006年11月 アーカイブ

2006年11月05日

上海ベイビィ

shanghai.bmp

上海ベイビーを先日やっと読了した。
読み始めてから1年もかかってしまった。

詰まらなかった、だとか
分量が多い、とかではない。

ひとつは、読むのにあまりにもパワーがいる小説だったこと。
もう一つはゆっくり読みたかったから、時間がかかった。

筆者は、衛 慧という。
weihui、なんと奇麗な字面、そして音。

上海では、この衛 慧の別の作品を翻訳している方と
お会いする機会があった。

あれは何というホテルだったろうか。
そこから連れて行ってもらった食事亭は、非常に味のあるものだった。

民家の中にテーブルをおいただけのようなところで。
実際、夜中になると、テーブルがどかされ、そこに布団が引かれる。
トイレは公共のトイレを使う。

でも、食事の味は絶品で、炒飯がとても美味だったのを覚えている。
そして麻婆豆腐と。

さて上海ベイビー。

この小説は、村上春樹におけるフィッツジェラルドのような意義が
私にはあるように感じた。

村上は、グレートギャッツビーを評してこう言った。

いつ読んでも、どのページを読んでも無駄な一行がどこにもない。
気が向いた時にぱらっとページを捲って、目に入った行をゆっくり読むんです

というようなことを(記憶なので曖昧)。
つまり、いわば、最初から最後まで時系列で読む必要はない。
ぱらり、とめくって、そのページを読むだけでも楽しむことが出来る。

世界には、そういう小説は数多くない。
そして、どのページにも一行は珠玉の一行が含まれている小説なんて
尚更ない。

多分言葉の美しさに惹かれたのかも知れない。

例えば。

創作こそが私を唾棄すべき凡人たちから分け隔てうるものなのだから、
私をボヘミアの薔薇の灰燼のなかから蘇らせるものなのだから

ボヘミアの薔薇の灰燼ってば、そんな言葉、よく出てきたねぇ、とか。

あと、非常に山田詠美と印象を似ているように思った。
例えばこのようなところ。

冷たい態度にはそれなりの態度で応じなければ不公平だ。
私はそうやって自分を守る

山田さんのどっかの小説でも同じフレーズがあっても何もおかしくない。
詠美好きな誰々さんとかは、きっとこの小説気に入るだろうなぁ、とか思ったり。

あと個人的には、この辺の一文では、ジャンフィリップトゥーサンを思い出した。
そのままだけど。

彼にとってお風呂はすべての面倒を解決するために真っ先に行くべき場所であり、
浴槽は母親の子宮のように暖かく安全で幸せな場所だった。
清らかな水で身心を洗えば自分が夜の塵粉から離れ、
うるさいロックミュージックからも離れ
やくざやチンピラやごろつきからも離れ
自分を痛めつけるいろんな問題や苦痛から離れることができるのだ

ともあれ、それで、上海の事を色々思い出した。
思い出していると携帯が鳴り出した。

そこで、さらに、上海で携帯電話を無くしたことも思い出した。
そう考えると、上海の一ヶ月は携帯電話なしで過ごしていたのだ。

無論、海外旅行行く人のたいていはそうかも知れないけれど。
でも、やっぱり日本にいて、携帯がない生活というのは
なかなかイメージしにくい。

携帯がなければ、友人の日々のコミュニケーション云々は
PCメールや手紙やメッセンジャーで代替できても
待ち合わせや、仕事の段取りなどは大きく支障をきたすだろう、と。

それに携帯を持っていて鳴らないならばならないなりに
携帯の効用がある。

それは、世界は須らく予定通りに回っているということを知れるからだ。
誰かが事故にあったわけでもなし、
あるいはあの予定がスケジュールされるわけでもなし、
または、親が他界したわけでもない。

携帯がならないことで、我々は、世界が平穏だということを知ることが出来る。
その点においても携帯の効用は大きい。

でも。

でも上海ではその携帯さえもWorkしなかった。
親は僕に連絡を取ることは出来なかっただろう。
そして、唯一外界との連絡網は、すぐに切れる大学寮のPCだけだった。

陸の孤島というには、あまりにも人民広場から近い大学だったけれど、
それでも、今、思い返せば携帯のない生活は
やはり悪くなかったように思う。

まぁ詮無いことだけど。


上海では、これの上海ブギウギを何度が聞いた。

夏chai


あと、好きな描写。
基本的に、わたくしめ、風景描写を受容する感性は低いのだけど
この描写は好きだなぁ。

場所は淮海路とイエンタンルーが交差するあたりにあるビルの屋上が選ばれた。
30年代のジョッフル街、いまでいう淮海路はオールド上海の栄華の象徴である。
それは世紀末のポスト・コロニアル的な情緒のなかで、チャイナドレスや絵入りの旧式カレンダー
人力車、ジャズ等々によって彩られた歳月とともに、ふたたび脚光を浴び始め、
オールド上海への懐かしさをつなぎとめる結節点となっている。

そして、

12月、それは残酷な季節。
開かれて百年になる丁香の庭園もなければ
裸の美女が踊る淮海路のタカシのお店「ル・ガルソン・シノワ」の果断や石段や色鮮やかな回廊もない。
鳩もいなければ狂気もなく、ジャズのブルーな陰影もない

奇麗な描写するなぁ。

上海ベイビー

おとん

deepbreath.bmp

さっきあげた上海ベイビーのエントリーは
以前書いたものなので、今日、なんか書いてみる。

おとんは、僕の父上であり、オトンである。

で、おとん。

おとんは口癖が幾つかあって。
恐らく、それは彼が、生きていく上で
ある種の拠り所とか、信条とかにしてきたものなのかも知れない。

あるいは、その上の代、
私で言う、じいちゃんとかばあちゃんの代から
引き継いできている言葉なのかも知れない。

私に直接言うことよりも
呟くように言っている彼の背中をよく思い出す。

例えば。

例えば、歴史小説好きの側面として
彼がよく口にする言葉に

願わくば、我に七難八苦を与えたまえ

という言葉がある。
小学校の頃は聞いてもなにも
ピンとこなかったんだけど。

でも、最近になって、この言葉が
いかに重い言葉なのか、少しづつ解かるようになってきた。

彼の父上からの言葉としては(推測)

若い時の苦労は買ってでもしろ

というものがあり。

これも言うは安し、行うは難しで。

でも、それを彼は体現しているのが、
本当に凄いなぁ、と思った。

高校生の僕は尊敬する人は
とうちゃんと筒井康隆だ、と謎に学生服ながらに思ったものだ。

別段、とうちゃんノロケをするわけではなくて。

なんというか、世の中には名言ってば
溢れているけれど
近い人からの言葉こそが、インパクトを持っていて。

「言葉の重み×発信源の近さ+自分の環境」というような式のような。

だから、ありふれた言葉なんだけど
やっぱり、父親からの言葉ってば、強く印象に残っている。

いつまでもあると思うな親と金、いつまでもないと思うな病気と災難
とかね。

語呂がいいから、古来からの言葉なんだろうね。
言いえて妙。

願わくば、我に七難八苦を与えたまえ

って言葉は、僕自身のライブラリには
現代版に翻訳されて貯蔵されている。
 cf 好きな言葉


なんだろう。
何が言いたかったんだろう。

さっき、とうちゃんから電話あったから
ふと思い立っただけなんだけどね。

ふむ。

2006年11月06日

リカバリーショットとポジティブシンクと

revoerj.bmp


前、テンションあがっている時に書いた文章でも。


ポジティブシンキングとは
能天気に世の中の万物に対して愛を持って見守ることではない。

ましてや、
何でも楽観的に捕らえ、柳の如く風雨を避けるでもない。

本来の意味での
あるいは、真なる意味でのポジティブシンクとは、
物事の流転を己でハンドリングすることなのだ。

別の言葉で言うならば、
いかにリカバリーショットを撃てるか、ということなのだ。

サイフを落として、「あー残念。でもまぁ命無事だからいいか」と
思うのは、決してポジティブシンキングではない。
それは、余りにポジティブを侮辱している。

有り得るべき姿のポジティブな捉え方とは
そのサイフを落とした事が何を意味するかを、
自分の中で理解する、ということなのである。

これは、啓発的な意味でも、毛髪的な意味でも、哲学的な意味でもない。

勿論、意味なんてない、という捕らえ方もある。
あるいは元来、森羅万象は意味なんてない、という言説も至極当然のことである。
第一、私だって、そう思う。
ただ、意味を付与するのは人であるという事はソシュールの言葉を待たずとも自明の理であって、そうならば、その人が自分であっても、なんら不都合はない。

つまり。

つまり、意味なんて自分で勝手にラベリングできるのだから
そのラベリングをハンドルするのは己であるよ、という訳である。

すなわち、そのラベリングをコントロールするプロセスが
ネガティブかポジティブか、ということなのだ。

WikipediaのPositiveの項にはこうある。

In common usage positive is sometimes used in affirmation, as a synonym for "yes" or to express "certainty".

つまり、Positiveという言葉は「Yes」の意味でも使われる。
あるいは「Certainty(勿論!)」の意味でも。

それが意味することは、
あらゆる自分の身に降りかかることを
「YES!」と認めること、
それがPositive、といふものなのである。

悲劇、あるいは苦難、あるいはヘビィな事だってあるだろう。
確率論で言えば、5割の確率で人の身に降りかかる。
(なぜならあらゆる出来事の受容性は、人間の慣れと耐性という特性によって
個人によって標準化されるため/個別化されるため)

で、そのような「うっとろしいこと」を
YESと言い切るのがPositiveなのである。

しかし、Positiveの真意、
少なくとも、私の理解するPositiveのideaは、そんなあまっちょっろいものではない。

YESということは、単純にその事業を認めるだけではない。
それを、悲劇を、Positiveに転化、厳密な心理学の意味では昇華
させてこそ、Positiveの意味がある。

これを別の語で言えば、リカバリーショットになる。
(ここでのリカバリーショットは、ゴルフやビジネスの場などで使われるソレとは
 意味が異なる)

リカバリーショットとは
何かヘマをする。
では、そのヘマに対して、どうリカバリー(修復)するか、という行為を指す。

リカバリーといえば、マイナスをゼロに戻すだけの意味のようになるが
むしろ、それをプラスにまで昇華させてこそのPositive!なのである。


例えば、世の中で、悲劇と断言されてもいいもの。
いわば、身近な人の死や、戦争、あるいはシェイクスピア。
それらでさえも、自分に降りかかったとしても、
それに対して、いかにリカバリーショットを撃つことが出来るのか。
あるいは、いかに撃たねばならないのか。
それを問う、そして撃つことがポジティブという語の凄さであり
高尚さなのである。

何か宜しくないことが起こった時に
それを人のせいにするのは容易い。
非常にたやすい。
しかし、それは、何も生まない。

あくまでも、それを引き受け、それをエネルギーあるいは燃料にし、
世界に対して矢を放ち返す。

リカバリーショット。
いい言葉じゃない、と。

最後はベタベタにウッディアレンの有名な言葉で。
ベタベタ過ぎではありますが。

人生で失敗しなかったら、
それはあなたが革新的なことをしていないという証拠だ。

2006年11月12日

すごいディズニーランド

diskand.bmp

なんだか慌しい昨今で。
ここ一ヶ月で書いたエントリーはオトンのだけのような気がするなぁ。他は書き溜めておいたものを流用。

今回も1ヶ月だか2ヶ月前に天王洲アイル付近で現実逃避に書いたエントリーをば。
すごいシリーズ(激しく謎

 ・すごい就職活動 1
 ・すごい就職活動 2
 ・すごい就職活動 3
 ・すごい彼氏をつくる方法 1
 ・すごい彼氏をつくる方法 2
 ・すごい彼氏をつくる方法 3
 ・すごいデート 1
 ・すごいデート 2
 ・すごいデート 3
 ・すごいラブホテル 1
 ・すごい恋愛
 ・すごい温泉



■ディズニーランドってば。

さてディズニーランドへ行きますよ。ネズ公!ネズ公!ネズ公の森の時間です。しかし、デズニー凄いね。ウォルトディズニー凄いよ。オリエンタルランドも凄いけど、ディズニー凄い。だってさ、ディズニー嫌いな女性っていなくね?いや、居るけどさ、なんつーか、世の中で肉を嫌いな人より少ないですよね。統計の用語で言うと極少数。まぁ、さ、そりゃ男は好きじゃない人いるよ。ハードボイルドな人とか、あるいはディズニーでトラウマ追った人とかね。シンデレラ城で振られたとか、ビッグサンダーマウンテンから投げ出されたとかさ。そりゃしょうがないと思うけど、原則、あのデズニーランドは夢とか寝言で満ち溢れていて、まぁ、そりゃ大したもんだと思うわけです。ピーターパン症候群万歳!火の玉特攻隊万歳!そもそも、でも、ディズニーって行ったことない人って、聞いたことないんだけど、嘘かな?大阪では中学校の卒業旅行で行ったよ。パンダを見かけたよ。あと帰り道で、オウム真理教の車とすれ違った懐かしい思い出ですよ。第7サティアンとディズニーランドの相関関係とかについて考えざるを得なかったですよ。まぁ、いいや。ディズニー良いね。僕もそりゃ好きですよ。1人で行けって言われたら金払ってでも断るけど、でも、なんつーの?行くとか、行かないとかじゃなくてさ、やっぱりあそこには浪漫があるじゃない。あんな東京だか千葉だかのはずれに何を間違ったが夢の国を作ってしまったということに、わたしゃ心意気を感じるね。それを評価する。そりゃさ、もうあれですよ。女性なんか、老若女とわず、ディズニーいったらびしょびしょですよ。間違いない。そりゃ聖地って言われるでしょうよ。しかし、あれですよ。さて、ディズニー行きますよ。

■何人で行くか
ディズニーランドと誰に行くかはクリティカルに重要なわけですよ。もうなんつーか、デズニー(めんどくさくなってきたので以下「D」)ってば、ロマンチッコな国ですから、もう誰と行くかは、誰と一緒に三途の川を渡るか位にインポルタンテ。だってですよ、あんた。考えても見なさいな。あの待ち時間。もはやDは、待ち時間が観光所の1つとなっている昨今ですが、あの待ち時間を一緒に過ごさないといけないわけですよ。3時間とか4時間のタフでハードな時間を一緒に過ごす。そりゃ、あれですよ。もう一歩間違えば、お見合いですよ。しかもですよ、曰く「待つという、そもそもフラストレーションが溜まるという行為をしながら、いかに楽しめるかは、相手のスペックを図るのに最適」という人がいましたが、なるほどですねー(営業マン風)。ということで、ディズニーに一緒に行くということは単純にデートを行くというわけではなく、「Dに行こうよ」=「己のべしゃりとか、空気を読む力とか、場を持たせる力とか全部見極めたるわ」と喧嘩を売られていると同義です。ですから、ディズニーに行くといって喜んでいる野郎は、すっとこどっこいさなわけですよ。いわば真剣勝負。ガチなバトルです。一歩間違えば死刑宣告されるわけですよ。その判断とはパレードの前までに相手がねむいとか帰りたいとか言い出したら負け。おとなしくミッキーと共に海の藻屑となるしかないわけです。ということで、前置きが長くなりましたが、Dに一緒に行く相手がいかに重要かとはわかっていただけたかと思います。アンダスタンッ!さて、同性というオプションもあります。そういう性の傾向のお持ちの方は一向に構いません。しかし、ヘテロなのに、同性と行くと、非常にデンジャラス。そりゃさ、女性はいいよ。女性は女どもと行っても許す。連れションの文化の進化系として認知する。しかしですよ、男。野郎がやろうと群れて行ったら、そりゃさながらミッキーも対応に困りますよ。野郎どもにやる夢はないって言われるわけですよ。グーフィーだけに、げんなりしますよ。そりゃプーでさえも、しょんぼりします、萎えますよ。まぁ、でもおもしろいから良いのかもね。僕もそういや、中学生の頃、男同士でスペイン村に行った記憶があって、おもしろかったよ。しかし、今行くと、ある意味、挑戦ですよね。試練。人の目と、そして耐え難い不条理感を耐える修行。チャレンジング。そういうリスクテイカーな人、あるいはハードボイルドな人は、男同士で行くのも可。あと1人で行くっていうのはどうだろう。まぁ女性だと、激D好きな人は一人で行くという話もきくし、違和感もないんだけど。まぁ、Dは「非日常」だからね。旅行に1人で行くのと同じ。でもさ、男1人ってどうだろう。これ凄いよ。賞状ものだよ。いや、好きならいいよ。好きなら良い。アキバに1人でいくのと同じ原理なんだろうさ。でもさ、なんとなく男1人でDに行くという世界を考えてみたわけだよ。控えめに考えて、ムンクの雄たけびが聞けてきましたですよ。凄い。シュール。マグリッドもくりびつ。オイニーがゴイスー。1人でビッグサンダーマウンテンに2時間並ぶわけです。絵になるね。いいね。悲壮感が出ていいと思う。思い切って、志賀直哉とか読んじゃったりしてさ。思わず「スプウン」とかつぶやいちゃって。いいねー、斜陽な感じで溢れている。うむ、男1人は許そう。いいじゃないか。世界には多様性がある。

■誰と行くか

さて、基本は偶数の男女混合チームですよ。ちなみに男女同数ね。ちなみに奇数だと悲劇。有名な話だけど。ジェットコースターとか隣誰も居ないわけですよ。さながら1人遊びが上手になったわね、というかなんと言うか。だから偶数。で、偶数でも男が多かったら、これまた、あれですよ。観覧車とか男2人で乗るハメになるわけですよ。Dだけに夢の世界に突入。ちゅうことで、偶数男女同数。しかし、4人6人とかどうなんすかね?あんまり複数で遊園地って経験ないな。どうなんだろうね。まぁいいや。あんまり話膨らまなさそうだから、サシで行ったということにしようよ。どうよ。これ、どうよ。2人です。性別は男女別。管理費別。そういうことで話をすすめたい、私はそう、思う、わけ、です。ということですね、誰と行くか。やっとそこまで話が進みましたね。ああ、めでたい。で、先ほど行ったように、Dに誰といくかは、OPPと一緒に行く相手を選ぶくらい重要なわけです。だって朝の10時から夜の20時くらいまで、もう朝飯、昼飯、おやつに晩飯のフルコース。しかも、D行った時の夕食のタイミングの難しさ!混んでいるし、高いし、まずいし場所わからんし、しかもパレード始まるし。あれ、どうしたらええのん?(桂ブンチン師匠風)まぁ、そういうわけで、デートのフルコースがパッケージになった最終難易度Sランクの関門としてDは、阿呆ずらをさらして待っておるわけです。わかったかタワケ。ということでしてね、まぁ、あれですよ。初デートは危険。戦線離脱できないし、あるいは、リカバリーショットを打ちにくいしね。ただし、401高地最終攻勢時も危険。そんな時にDは、あまりにもメルヘン過ぎる。だってさー、ミッキーやパンダでウハウハしている「をなご」が、あれですよ。「よし、次は僕の行きつけの夢の国につれていってやろう」とか言って、ラブホ行くと思うか?いや、このノリならありだな、とか思ったけど、多分、あれですよ。つかれきった、とかいうヌルイ言い訳されて終わりな感じがしますよ。ほな、いつ行くというと、ホノルルマラソンで言うと35キロ地点くらいじゃないかしら。その辺っては、確かダイアモンドヘッドの途中で、民家がビールを配っている罠があって、あれを呑むと40キロ手前で、へばって死ぬという罠があるというけど、そういうことですよ。つまり、Dは、君がGOかNO GOかのボーダーであり、勝利者にはシンデレラがツンデレしてくれるわけで、失敗すればティガですよ。ティガ。ということで、まぁ、誰とでも行ったらええんちゃうかしら。


■どうやって行くか。

そりゃ馬車だろ馬車。Dに行くなら馬車。それがまず最強。次にメルヘンなのは馬とか?何。他は、リムジン?ベタに?ガンタンクとかもありかも。メルヘンつながりで。車はあれですよ。こんどるのでNGですよ。しかし、D混みすぎ説が巷を賑わす昨今ですね。便利なのは電車だけど、ぬるい。電車ぬるい。しかも、あれって、意外と遠いじゃないですか。あれ困りますよね。まぁ、なんだっていいや。どうやって行くかなんかで話、のばせねーよ。あほか。電車しかないやんけ。でもさ、ディズニーシーできてから、なんつーんすか?ディズニー風モノレール?か、なんか、ぬるい乗り物が、園内をパコパコしているけど、あれ凄いね。つり革とか、椅子とか全部ネズミ祭りですよ。もうクリビツ。電車を買収したんちゃうの?あれ。そうですよ、そうですよ。で、まぁ、電車で行く場合、どこで待ち合わせるかですよ。シンデレラ城前で待ち合わせとかはグリム童話的に洒落こんでいるけれど、洒落こんでいるだけに混んでいるわけで非現実的。まぁ妥当なところでは駅前ですよね。クリスマスだと、小さいツリーとかあるんちゃうかな。トイレは改札でて右の地下ですのでご留意をば。ランドならばそのままGOなんだったけ?シーならば電車か。ふむ。まぁ、あれですよ。馬に乗れ、手綱を握れ!(ディケンズ)

■何を持っていくか
Dに何持って行くかというのは、さながらチョモランマに上る登山家の如く、every inch準備しないと行けないので或る。まず冬なら防寒具。コート、ジャケット、靴下、モモヒキ、腹巻、カイロ、湯たんぽ。全装備。なぜかって?待ちは外であることが多く、しかも身体動かせないので、寒いからですよ、という真面目な返答。しかもですね、女性というものは、なにかしら「the more 薄着 it is、the better She is」と考える傾向にあり、「寒い寒い」と言い出されて、「着ぐるみ借りたら」というレスしか出来なくなるわけで、そういう意味でもレンタル可能な上着必要。夏か、夏なぁ。夏は難しい。なんでもええわ。他にはですね。ハンカチ、ティッシュ、鏡。これ三種の神器。特に、若者はDでアイスとか、タコスとか買って、甚だしく著しくこぼすわけですよ。服とかにケチャップ着いちゃうわけです。もう尋常じゃなく。ということで、ティッシュ必須なわけで御座いますよ。あとは、金。金ですよ。Dは、守銭奴とロシア文豪が言っていたけど、まさしくその通り。入園料だけで福沢飛んで、あとはシーメーで、ぼったくり価格がもれなくご提供されているので、もうあこぎな商売ですよ。そりゃさ、1回1回は飲み物も小銭程度だけどですね、重なっていくと、もう簡単にバンクラプチャーなわけですよ。ああ怖い。無間地獄の再来。しかもですよ、やれニモが欲しいだの、トラキチが欲しいだと、ジャビットが欲しいだの言い出すわけですよ。世の中の生ものたちは。しかも、その荷物を持たせると。あんびりーばぶる。なんてゴムタイな!もうクレジットカード3枚くらい必要。他の持ち物としては、そうねー、そうねー。あ、カメラ?カメラいいんじゃね?ぱしゃぱしゃ思い出作成にいそしむわけですよ。しかも、誰かに「撮って頂けますか」とかいう卑猥な言葉を投げかけて他人の時間を惜しみなく奪うわけですよ。ああ無礼者。あと間違ってもお金節約とかいって、お弁当とか飲み物とか間食を持っていくのは非常に危険。ラブホテルにダッチワイフを持っていくようなものですよ。夢の国には外部からの持ち物を持参してはいけないのです。だからこそ、耳なし法一を思い出せ。

■何をするか
Dといえば、電通ですが、ディズニーとて、同じバケモノという点では同じなのでDですよね。ということで、ディズニーでは、もう何をするかといえば、戯れることしか出来ないわけです。さながらバブルバスを始めて見た時の鴨のように、あるいは、リチャードギアとロデオに行った時のジュリアロバーツのように弾けましょうよ。もうあれですよ、我を忘れてはしゃぐべき。そりゃね、Dとはいえ、待ち時間は読書したくなりますよ。ワンセグ持ってたら、NHK見たくなりますよ。携帯もっていたら、携帯いじりたくなりますよ。でもね、イカン。携帯とくにいかん。2人で行って、相手が携帯電話をいじっていれば興ざめ。もう現実の世界に引きずり戻されてしまいます。そりゃ、Death13と戦っている時の花京院なら現実に戻れてハッピーだよ。でもさ、もう3部は終わったわけですよ。ということで、携帯は、Dに入ったら電源きってバッグの中にしまいましょう。そりゃ、相手がトイレに行っている間はつい触っちゃいますのもわかりますけどね、でも、あれですよ、プーと戯れて帰ってきたら相方が携帯片手に手帳広げて「お世話になります」とか言っていたら、もうげんなり。そんな時の時間つぶしの為に、中国の歴代王朝とか、日本の総理大臣歴代とか、地下鉄路線図とか、さりげなく時間が潰せるカンペ必須。ちなみに、原田が昨年、そういう時のカンペとして入れていたのは、20代の経営者一覧というメモでした。今は路線図に変わった。まぁ、そういうわけで、すべきことといえば、戯れる。愉快な動物たちと、ゴリゴリ戯れる。ミッキーが居れば、「キャーミッキー」と。ああ、そういえば、ミッキーとかにケリを入れていたら、愉快な動物たちがスクラムを組んで、拉致するらしいですよ。万引きとか痴漢とかいう夢の国に似つかわしくないことすれば、ひっぱるわけですが、あからさまにミッキーなどが客人にお縄かけてひっぱると、それこそアニメの世界になるので、ティがーとかプーとかが集まってきて、加害者を囲み、他の客人に見えないようにして、そのままスクラムで外に出すらしいです。怖いですね。動物の世界をなめちゃいけません。あとDは地下道が有名ですよね。アイスクリームとか飲み物を、各所に運搬するんだけど、客人が居るところを通るわけにはいかない。しかも、コカコーラとか商標ばりばりのを出すと危険、ということで、それ専用の地下道があるらしいですよ。素晴しいロジスティクスですね。

■何を食うか?

ディズニーでは、様々な食い物が売られているわけです。有名なところでは、シーではビールまで売られている。つまり酒池肉林をディズニーは目指しているわけですね。そりゃ、レッドディストリクトもあるわけだ。成る程。他にもポップコーン。世界で一番ポップコーンが似合う場所としては、映画館の次にディズニーランドという所が消費されるわけですよ。ポップコーン。塩、キャラメル、カプチーノ。他に何があったかな。とりあえず、でも、あれは完璧ですね。待ち時間とかパレード見ながらポップコーン。バルク買いですよ。飽きたらミッキーに投げつけることも出来ますし(※ いけません)、ポップコーンの箱の中に色んなものを入れて密輸できますし(※ できません)、リフィルと称してポップコーン売りのネーチャンと仲良くなれますし(※ なりません)。他には、飲み物?コーラだかウーロン茶だかまぁ、いかんせんファンキーにはならないコンサバティブな飲み物が一杯売っておられると。他にも、フランクフルトとか、餃子みたいな変ないけ好かないパンとか、なんか一杯売っていますね。まぁ、腹減ったら、その辺で凌ぐが吉。しかし、ランチとかいつも混んでいるよね。フィーバーしている。あれ、どうかと思うよ。困ったなぁ。あと晩飯?しゃれこんでさ、どっか押さえてもパレードとの時間の兼ね合いあるじゃないですか。あと、予約の時間に合わせて、遊戯を終わらせないといけないという計算とかさ。あれ、困ったなぁ。

■何に乗るか?

そんなもん好きなもの乗っておけば良いわけですよ。カリブの海賊、いいねー。あの緩さが良いですね。あと、スモールワールドっていうんですか?あれがカリブの海賊?わかんないけど、誰しもが通る道。おい、オチなしかよ、とかさ。最後列のカップルはベロチューとかして、もう盛り上がっちゃっているわけですよ。あれですよね。ランドの三大マウンテンはスペース、ビッグサンダー、あと水?あれですね。シーは何だっけ?地底もぐるのと、インディジョーンズと、あと何だっけ?海?もうわからんね。てかさ、乗り物とかはメインじゃないわけですよ。何度も言うように、あくまでも、待ち時間がメインであって、乗り物は手段でしかない。誰かが言っていたけどさ、「男はディズニーに乗り物に乗りにきているのではなく、相手に乗りにきているのだ」と友人が言っていたけど、それに関してはコメントは控えさせて頂きます。しかし、絶叫に乗りたいならば、富士急いったらよくね?まぁ、でも、Dの乗り物も愉快ですよね。ホーンテッドはヤバイらしいね。某知り合いの霊感能力S級の方も言ってたし、有名だけど、あそこの出口には、エンドレスウォーキングのサラリーマンの方がいらっしゃるそうで。そういう能力なくて本当に良かったと思う昨今ですが、いかがでしょうか。ああ、あとパレード。パレードいいね。ぽんひょこひょこひょこと気の抜けた音楽と共に、后妃よろしく手を振る様。いまや、アヒルまでも手を振るわけで、まぁ、ご機嫌。で、最後は花火、シンデレラ城の上に舞い上がる一連の火の玉。そして、その下で周りの目を気にもせず愛を語らいあい、口付けを交すバカっプル(懐かしい言葉)。これもディズニーだから許されるのであって、エキスポランドとか、後楽園とか、長島スパーランドとかでやっていると興ざめ。しかしですよ、姫は0時までに帰らなければいけないわけです。そういえば、アメリカに居たころ、ディズニーはたまに深夜までやっていた記憶があるよ。ナッツベリーファームだったかな?2時くらいまでやっていた覚えがある。あれはあれで楽しかったなぁ。

■終わりに

ということで、ディズニーとは現代の桃源郷であり、疲れたくたびれたサラリーマンたちが、家族サービスのために、より疲れるところであり、カップルたちにとっては王手飛車取りの場所であり、男同士にとっては、そんな所でナンパできねーよ、という場所であり、もう人によって、ディズニーは全ての物語があり、色々な物語が生まれている。今日も明日も明後日も。

2006年11月21日

すごいラブホテル 2

hahaha.bmp


 ・すごいラブホテル 1の続きを今頃。これも半年以上前に書いた気がする。さすがに顰蹙を買うと思って、非公開にしていたのだけど、書き溜めておいたエントリが、底をつきそうなので止む無く投入。こういう品のないエントリを投入するのは心外だなぁ。
※あと、かなり蛇足で恐縮な私信ですが、ここ3週間ほど絶望的にプライベートメール返せてません。ごめんなさい。頑張ります。

 ・すごい就職活動 1
 ・すごい就職活動 2
 ・すごい就職活動 3
 ・すごい彼氏をつくる方法 1
 ・すごい彼氏をつくる方法 2
 ・すごい彼氏をつくる方法 3
 ・すごいデート 1
 ・すごいデート 2
 ・すごいデート 3
 ・すごい恋愛
 ・すごい温泉
すごいディズニーランド



■そもそも論

そもそもラブホテルとは何か。ラブホテルとは、桃源郷であるとは以前書いた。寧ろ、日本書紀にそう記されている。ケストナーもそう行っていた。現代におけるオアシスであり、すなわち、砂漠におけるJ's Barの如き陽炎。言うならば、雲南省は景林におけるパンダのごとく癒し。それがラブホテルなわけである。世界でも、日本の特有の文化である。アメリカに留学しているときに調べたのだが、アメリカは主にモーテルを利用する。それは、ディズニーランドの如きラブホテルとは一線をかす。しかし、ないわけではない。確か、ニュージャージー州には数件あると聞いた。しかし、未開拓である。ともあれ、日本特有(他のアジア圏は知らない)ということからも、ラブホテルがいかに、日本の大和魂をひく尊き建築物かわかるというもの。まさに、青山同潤会ほどのバリューをもつに違いない。名称は、ラブホテルだけに限らず「ブティックホテル」とも呼ばれるが、そんな名前で呼ばれているのは効いたことがない。ただ、印刷物だとそういう形容もたまにある。あるいは、「大人の遊園地」という的得て妙な名称も存在する。今、wikiってみたら、こんな情報が。ラブホテル - Wikipedia


この種の場所の起源は、江戸時代の出会茶屋にまでさかのぼることができるといわれる。

素晴らしいね。江戸時代からの歴史。茶屋ですよ、言うならば。ええ。

■内装

ラブホテルでは、何をしても良いことになっている。一応、大日本国の法治内だが実質、治外法権になっていると事情通は言っていたが真相は知らない。しかし、実は、この部屋は、とても特徴をもった構成になっているのをご存知だろうか。原則として窓がないのである(あるところもある)。特に密集地帯だと窓があっても、あければ隣のホテルとご対面であり、手品仕様であること甚だしい。大人の遊園地と呼ばれるだけあって、乗り物があることもある。メリーゴーランドよろしく的な木馬から、奇妙な形をした椅子から、回転するベッドまで。あ、そういえば、回転するベッドが、今ないのは、人がはさまれて死ぬからだと効いたことはあるけど、地方に行ったら残っているという噂も聞いた。まぁ、ともかく。あとは、部屋には風呂だな。風呂。素晴らしいラブホだと、露天風呂まで突いているケースがある。そこまでくると、普通のシティホテルを超える。トイレは、鍵がない場合があるが、あれはあれでどうかと思うが、意図は知らない。多分、立てこもり事件を防ぐためにそうしているのかも知れない。あと、料金を支払うときに、変なカプセルにいれて、「シュート!」的な筒にいれて、ダンクを決めると払えるシステムがあるが(なんら説明できた自信がない)、あれはあれで、出会いたくない人にとっては便利であろう。あと、金を払わないと扉が開かない部屋があるが、あれは、女子高生などが、ツツモタセなどをしたり、おっさんが風呂入っているときにサイフを盗んで逃げたりするのを防ぐためのシステムだと効いたことがあるが、本当かしら。いずれにせよ、外から鍵がかけられていて、さらに中からもかかっているというとても不思議な状態がそこに成り立つ。

■備品
マッサージ器が枕元においてあると広辞苑に書いていたが、あれは、マッサージをするためのものであり、その他の用途に使うと危険であると説明書に書いているので、多分、そうなんだろうと思うけど、そもそも、その他の用途で使っても、マッサージ器は洗えないから、非常に不潔ではないかと、今思った。あと、ベンディングマシーンもあるらしいともっぱらの噂。ジュースじゃないですね。なんかガチャガチャみたいな玩具がつまっていて、まさに大人の遊園地の面目躍如。悲しき玩具。あと、バカなラブホでは、スロットマシーンがあると総務省が発表していたが、あれで、あたるんだろうか?と思うけど、多分あたるんだろうと思う。しかしねえ、ラブホでブランド物ってのも、いまいち、河口湖でPS2みたいな感じがして、しっくりこない。あとテレビあると白書に書いてあったが、テレビ。大体、エロいビデオとか流れていて、非常にどうでも良い。映画も当然見られる。一番おすすめなのは、ダイハードである。色んな意味で、死ぬほどハードな環境を味わうためのプロセスであり、手段。また、靴箱もあるね。ティッシュペーパーもある。避妊具もおいてあるが、あれを使うと危険。友人は「少子化対策」といって、安全ピンで穴をあけたまま放置していくと言っていたので、しゃれにならない。それってば犯罪じゃないかとも思うのだけど、まぁ、友達は今は、どこにいったんだろう。あと、スリッパか。さらには、手術の着衣の方がまだセンスがあるのではないかと思えるような、前近代的パジャマみたいなへんてこな布切れもある。歯ブラシもある。アメニティだとケースバイだけど、ひどいところはクシがない。あ、バブルがあるところは評価してあげたい。

■総括
ちょっと、めんどくさくなってきたので、一気にはしょってまとめ。まとめとしては、あれですよ。大人になっても、子供心を忘れたくない=大人の遊園地。以上

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