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旅と飯と女

tomuyamu.bmp

新聞の記事で旅の匂いを嗅いだ。

青蔵鉄道が開通したそうだ。
世界でもっとも高い地点を走る中国の鉄道。

青海省西寧からラサまで繋ぐ。
開通したのは、ゴルムドからラサの1,412キロ。
北京からラサまで、4,614キロを48時間で結ぶ。

ラサがとても近くなった。
旅が何かしら近くなった。

丁度、先日、麻布の萎びた商店街の一角にある
古本屋で旅の本を買った。

景山民生の「旅立てジャック」だ。
最近、景山さんの本を濫読しているのだけれど、
これは初めて手にする。

丁度、その商店街のクリーニング屋が混んでいて、
待ち時間つぶしに寄ったのだ。


彼は言う。
それまでタイ料理、特に、トムヤンクンが食べれなかった。
あのパクチーとレモングラスが駄目だった。

しかし、あるところで食べたトムヤンクンのお陰で
大好物になってしまった。

それは、タイのシーロムに近いレストランだった。
そこで彼は、何が今までのトムヤンクンと違ったのか考える。

そうだ、今まで食べていたソレは日本でのタイ料理だった。
しかし、今回はタイのトムヤンクンだ。

味や中味は違わないかも知れない。
しかし、明らかに違うことがある。

それは、このタイの温度と湿度の中で、そして屋外のガーデンテラスで食べたからに違いない。

そのように、食事というのは、中味よりも
時に、「どこで」食べたかが重要だったりもする。

そして、何より重要なのは、with whomだったりもするのだけれど。

そこで、様々な記憶がよみがえる。

海外で食べた一番美味だったものは、何だろうか。
1つすぐに浮かぶのは、イタリアのミラノのピザだった。
そのピザは旧市街のような人のいない寂れた通りにあった。
ホール1枚が5ユーロ程度で食べる事が出来た。
目の前で、ピザ生地をまわし、
そして、釜で一気に焼き上げる。

薄い。
そして、絶品のトマト。まさに珠玉の、といっても良い程の
みずみずしいトマトとバジルのマルガリータ。
それは、外せない。

タイといえば、去年の誕生日に食べたトムヤンクンも外せない。
プーケットの改装したばかりのレストラン。
夕日が一望でき、いささか風が強かったけれど、
それは唐辛子の暑さを冷ますには丁度良い風だった。

詮無い止め処ない話だ。
よそう。

いつもどおり、原田ライブラリを検索。

チャップリン

イギリスでちゃんとした食事をするなら朝食を4回とれ

うむ。
朝食は良いですね。
といっても、ここ三ヶ月、同じサンドイッチをずっと食べているような気がする。
むしろ、珈琲がメインだったりする。
近所のニッシン(外国の食品メインのスーパー)で
缶きりであける馬鹿でかい珈琲を買って、
こぽこぽと入れる。
珈琲が入るまでの5分間で、新聞を取りに階下に下りる。
部屋に戻ると、珈琲の匂いが部屋中に満ちている。
それが私の朝食においてのメインのような気がしないでもない。


美味礼讃で有名なブリアサバランの箴言。

どんなものを食べているかいってみたまえ。君がどんな人であるかを言い当ててみせよう。

しかし、あれですよ。
食事いって、メニューを選ぶという事程、苦痛なものはないですよ。
ええ。

その点においては、自他共に認める優柔不断ですよ、ええ。
そりゃね、一人だったら、さくーっと決めますよ。
瞬殺ですよ。

しかしですね、
一人でない場合、
そりゃ友人や上の人や異性や犬や獣等いろいろなケースがありましょうがね、
その時に、メニューを決めるというのは、
あまりにも多くのファクターを加味したベストソリューションを描かねばいけないのであって、
それはあたかも一種の芸術のようにさえ思えるわけです。
乱数の世界ですよ、むしろ。まだ、カオス理論の方が助かる。
皆が何食べたいかを推測するなんて、不可。
2人なら、尚更不可。なぜなら、配分が1/2になるということは
ミスはそのまま母数に返ってくるから。
ゆえにですね (以下めんどくさいので略

そしてゲーテ

涙とともにパンを食べたものでなければ人生の味はわからない

ま、有名な言葉ですね。
「性病になってみるまでコンドームのありがたみはわからない」と嘆いた友人の声にも似てますね。
「精液の味は、味わってみるまで解からない」と吐き捨てた友人の声にも似てますね。
「ゴムのフェラは、生よりも触感はましだが味はどうかと思う」と達観した友人の声にも似てますね。

そうだ。
最近、下ネタ系を書いてなかった気がする。

なんかないかな。

そうだ。旅で書き始めたのに
食事になって、さらにゴムの話にいってしまった。

えっと、旅とエロですか。

コロンビアでは女性と目があったら
それが「寝れる」という合図らしいですよ。
ブラジルで会ったイケイケパッカーが言っていました。

あるいは、プロのネゴシエーターの話。

普通だったらキャッチの人は「いいねーちゃんいるよ」と
自分が契約しているネーチャンを紹介するわけですよ。
まぁ、チャンネーというよりも店なわけだけど。

でも、コロンビアの場合は一味違う。
「こういう子がいい」というと
街中でそういう子を捕まえて契約するそうな。
アンビリーバブルですよ。一人アリウープの世界ですよ。

キャッチとガールハントと売春が組み合わさった
まるでデリバティブ取引かってな話で
高度化された、そして洗練された資本主義経済の匂いを感じます。
経費で落ちるのでしょうか。


ともあれ旅である。

旅の利点は、
それが日常と切り離されている存在だからである。
故に、旅が日常というものは、私的には矛盾した言葉であり、認められない。
旅が日常になった途端、それは旅ではなく、通勤である。

台所でセロリを齧ってビールを飲んでいると僕は言った。
そういうのって惨めね、とユキは言った。

それほどでもない、と僕は行った。
もっと惨めなことは幾らでも在る。
彼女がまだよく知らないだけのことなのだ。

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コメント (2)

ラサに鉄道が通ったみたいですねー。
ついこの前行ったときが懐かしい。

とりあえず、来週富士山登って、再来週は台湾に行ってきます。

原田:

おお!
富士山!台湾!
うらやましーーーーーーーーーーーーー
またおはなしお聞かせくださいませ
コメントサンクス!

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