ジョンアップダイクの作品の1つに「メイプル夫妻の物語」というものがある。
今日は、それの紹介。
ジョン・アップダイクは、そこそこ有名な作家だが、
何が一番有名な作品かは知らない。
新潮社 (1990/10)
■キャベツ
あるキャベツに関してのセリフ。
見てご覧よき美、美しいだろう。完璧な形をしている。
これを聞いて思い出すのは
小学校5年生の社会科の教科書に書いた1つの円の記憶。
多分に漏れず、私も落書きが好きで、
その教科書に、落書きをしていたのだが、
ふっと書いた円が、今まで見たことのない円だった。
ただの一筆書きで書いた円だった。
少しくずれた楕円形の。
しかし、そこには、途切れがなく始まりもない円だった。
これは比喩的な意味ではなく、
実際の意味で。
それはそれは、何かしら、その円の強さに感動して
横の席の斉藤さんに「この円みて!すごい!」と
授業中に声かけたのを覚えている。
キャベツも、例外ではないだろう。
■おくりもの
文脈はすっかり忘れたがメモしていた一部。
贈り物は期待していないときにこそ素晴らしい
まぁ、べたな言葉だけど
これで思い出すのは
23歳の誕生日プレゼント。
イスラエルでの難しいといわれていた
入国スタンプをもらうことが出来た。
ハッピーバースデイの言葉と共に。
■民衆
含蓄に飛んだ言葉。
これも文脈は忘れたけど。
実のところ、彼の頭脳は外科手術でその一部が除去されたように、 いわゆる民衆と考えられている存在を信じる能力を欠いていた。
■不倫
罪悪感を避けて通るのがこの不倫ゲームのおもしろさであり、
だそうですよ。
■キャベツ2
パパだって君なんか嫌いだぞ。キャベツだけが大好きだ。
これも文脈はまったく忘れたのだが
(なんせ、3年以上前のメモ)
とりあえず、今みてもうれしくなる一文。
このような「ぶっちぎり」な一文を読むことが出来ただけで、
その本を読んだ価値があると思えるから、本は辞められない。
本には、たったひと文のぶっちぎりがあれば良いのだ。

