« 最近ブックマークした記事 | メイン | ワールドカップのチケット »

ベンジャミンバグジー

choco.gif


バグジーを知っているだろうか?

虫けら、という意味だ。

しかし、これは、とある孤高の戦士の名前を指す。
本名は、ベンジャミンシーゲル。

ギャングだった。

そして、
彼を別の代名詞で呼ぶならば、これしかない。

「ラスベガス」をつくった男。

ある意味、奇麗に言うならば、
彼は、自分の命と引き換えに、ラスベガスを作った。

Las Vegas
スペイン語で、「牧草地」+定冠詞だ。

それを、たった一人の男が作った、といっても過言ではない。

僕が彼と初めて出会ったのは
高校生のころだ。

もちろん、当時、彼は生きちゃいない。
本の世界で出会ったのは、という意味だ。
ハードボイルド的に。

この本がきっかけだ。
カリスマ出版社「サンクチュアリ」が手がけた本。
いかんせん、今となっては青臭いところもあるが
良い本である。

クロスロード グレードアップバージョン―20代を熱く生きるためのバイブル


そして、19の時に
ラスベガスに行ったが、
カジノには入れなかった。

21歳以上だからだ。
しかし、コンビニのようなところにも
スロットがおいてあり、それは楽しんだ。

古きよき時代の話だ。

しかし、外から見たラスベガス、
それだけでも、未成年の私には
十分すぎるパンチを持っていた。
ヘビィで、タフで、ディープだった。

やめよう。
私の描写能力では、あそこが持つ魅力を
表現できるとは言いがたい。


ともあれ、それでバグジーと知り合い、
僕は彼にほれた。
映画でも、彼は、かっこよく描かれている。

そして、最近、この本で、再会した。

オー・マイ・ガアッ!
オー・マイ・ガアッ!
posted with amazlet on 06.02.03
浅田 次郎
集英社 (2004/11)
売り上げランキング: 9,642
おすすめ度の平均: 4.83
5 私は日本人
5 人生の敗者復活戦はある?!
5 ラスベガンになってしまえ。

改めて浅田次郎の力を思い知った。
文句なしの、上級な娯楽小説だった。

個人的に好きなフレーズ。

生粋のラスベガンであるおばあちゃんのメアリーのセリフ。

「私もずいぶん長いこと、人間という商売をやってきたもんだわ」
セントメアリーはつぶやいた。
「ビジネス?」
顔をつきあわせて大前は尋ねた。

「商売というのは適当じゃないわね。
職業、と言い換えましょう。
そう、人間という仕事よ」

いやー、なんか、しびれる小説だった。

で、なんで、急にこんなバグジーを思い出したかというと
昨日だか、おとといの新聞の広告のせいである。

ある本の広告だった。

「家族的経営の教え」という本だ。
ぱっとしないタイトル。

筆者は原邦夫。

しかし、そこの横にあるコピーに私は引かれた。

「バレンタインデーを誕生させた男」の
経営手法が注目されている、と。

バレンタインデーは日本の
お菓子メーカーが、仕掛けたというのは
有名だが
(仕掛けたというか、日本ナイズした)
ひとりの人にフォーカスを当たるとは思っていなかった。

「バレンタインデイを誕生させた男」って、
なんだか浪漫チックではないか。

甘くてビターだ。

そこで僕は必然的に
「天国を誕生させた男」のWaltディズニー卿と、
「地獄を誕生させた男」ベンジャミンバグジーを思い出したわけだ。


人が、生むのは子供だけではないのだ、ということだろう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kazlog.jp/blog/mt/mt-tb.cgi/732

コメントを投稿

連絡先

esegentleman.png

関連リンク

最近のコメント

久しぶりの講演でございま
さとしお 05/12
さとしお 05/12
原田 05/12
ナカザキ 05/12
考えるということ
Rat 01/16
原田 01/20