先日、無事、東京に戻ってきたわけですが。
大阪の実家を中心に、
京都、奈良、名古屋、石川、愛知、沖縄に行くという旅というものでもありました。
で、その一ヶ月間に
一度、実は東京に4時間だけ戻ってきたことがあるのでふ。
その時のお話を、下記にします。
1月の寒い寒い日でした。
よんどころない事情により大阪を出たのが、夜の7時。
雪も降りそうな寒さですよ。
で、僕は、バイクだったのです。
KAWASAKIのEstrella。
で、一路、東京に向かったもののそれの寒いこと寒いこと。
そして、どきゅうの方向音痴の私としては
大阪から出るまでに、まず3回迷子になりました。
バイクの辛いところは
ナビも、マップも付けられないところ。
(GPSのホゲホゲを持つと別でしょうけれど)
で、コンビニやGSで聞きながらやっと奈良に入ったのが
23時ごろ。
しかも、一般道で行こうと決めたものだから、
やたらと遠い。ややこしい。
オトンが教えてくれた道も、ひたすら謎。
どこにもたどり着けない。
いくらフルスロットルでも、空回り。
そして、とりあえず天理までついたので、
25号線(西名神)をカッとばす。
真夜中ですよ。
道に出ている気温は、マイナス2度とかなわけです。
で、奈良から、山越えです。
鈴鹿とかの山かな?
とりあえず、トラックしか走らない高速道路を、
100キロ以上で爆走すると
体感温度は、-20度くらいに感じるわけです。
しかも、思いつきで出てきたから
手袋とか、ライダースジャケットもなくて
オカンの食器を洗うビニールの手袋と
あとは私服の重ね着+ダウンジャケットという
最悪の装備。
いわば魔王に向かって「棍棒」と「旅人の服」で向かうようなものです。
いや、ほんまに。
立ち止まると、もう動けなくなるんですね。
あそこまで、寒い思いをしたのは始めてでした。
限界超えると、人間の身体ってばぐってきます。
まず、眠くなってくる。
それ、実話でした。
で、休憩でコンビニ入るのだけど
もう外に出れない。
身体が拒否反応を起すようになってくる。
しまいに、ガタガタ震えるのが限界にくると
触れ幅が、40センチくらいになるわけです。
じっとしているつもりが
40センチも、右へ左へピポットダンスな調子なわけで、
これがスイスならば、いっぱしの街頭パフォーマーですよ。
それくらい寒い。
とりあえずコンビニで、カイロ10個買って
全部はりつける。
で、ホット珈琲をガブノミ。
でも無駄。
そんなもんであったまるもんじゃない。
ガストで、コーンポタージュ飲んだけども無駄。
そんなエアコンの暖かさとか
スープのぬくもりとか、無駄無駄無駄無駄無駄。
ほんまに冷え切ってしまった体というのは
多分、お風呂しか受け付けないね。
運動すると、まぁ、あったかくなるのかも知れないけど、
運動できる状況じゃない。
筋肉が、ガチで、硬直まっしぐら。
で、まぁ、でも、そんなこんなで、
気合で、名古屋まで行くわけです。
それが3時ごろかなー。
で、さらにもう止まると死ぬから
勢いで、東名に乗って、
静岡の手前まで来たんですが
もう、身体は限界の限界を超えているわけですよ。
スーパーサイヤ人を超えたサイヤ人と一緒の理屈です。
まず、感覚がなくなるわけです。
寒いという感覚がなくなってきます。
1時間も運転していると。
ありは踏まれた瞬間に、痛点を消すと言いますが
多分、同じ原理です。
で、次に、寒いという感覚の後に
もう細胞も死んでいって(多分)、
筋肉もやられます。
よって、どうなるかというと
足のしびれがきれた状態のような感じ。
つまり、自分の身体であって
自分の身体でない状態。
さすがにそうなったときは
「やべえ、ハンドルから手を離してしまう」
ということになり、てんぱりだす。
そして、とりあえず、某インターに入る。
しかし、事件はそこで起こった。
身体が全身が、
感覚ゼロなわけです。
根性だけで、ハンドルとギアをいじっているわけです。
そんな身体が
駐停車なんて出来るわけがありません。
ストップした左足をつけた瞬間、
足は感覚がないので、そのままくずれさり
バイクごと大転倒。
そして折れるブレーキ。
エンジンは嫌な音。
動けない俺。
そして、結局、そのバイクは、そのまま
息を吹き返すことなくオシャカに。
しかし、こまったのは僕ですよ。
東名の某インターに
夜中の4時ですよ。
しかも平日。
そんなところに居るのは
トラックの運ちゃんと、目の据わったカップルしかいないわけだ。
しかも、僕は全身痛点ゼロの新人類。
もうとりあえず僕が出来たのは
うな丼を食うことしか出来ませんでした。
他は何も思いつきません。
一緒に出てきた豚汁がとても美味しかったです。
でも、身体なんてちっともあったまらないんだけど。
さぁ、ここで問題。
高速道路の上で、自分が乗ってきた乗り物がなくなった場合、
人は、どうやって高速道路という軟禁された空間から脱出することができるでしょう?
で、調べたところ(インターのおっさんに聞いたところ)
高速バスというものがあるらしい。
そのインターごとにバスが止まるんだって。
知らん買ったけど。
でも、まぁ始発は7時半。
3時間まって、やっとバスは来る。
それの最後は東京駅。
それまで、丁寧にひとつひとつ泊まっていくようです。
まぁ、ともあれ、そんなこんなで、散々な東京への
ドキドキチキンレースでした。
あやうくリバーフェニックスになるところだったよ
そんないいもんでもないけど。
でも、バイクがオシャカになったのは
さすがにへこみましたとさ。
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コメント (3)
さすが国王…
4時間だけ戻った目的って…??
何はともあれ御無事で何よりです。
読んでてどきどきしました…
投稿者: はあちゅう | 2006年01月20日 00:26
日時: 2006年01月20日 00:26
やはや新人類に到達しましたか。
さすがはっちゃんですな。
バイクがオシャカになったのは確かにいたい・・・
高速道路からの脱出は旅の好きな自分としては
やっぱヒッチハイクでしょ。
過去に何度かトラックのあんちゃんに救ってもらいましたから。
でもその状況ではテンッパて警察よぶかも・・・
なによりご無事で生還したのはさすがです。
投稿者: てっちゃん | 2006年01月20日 10:57
日時: 2006年01月20日 10:57
>はあちゅう
四時間戻った目的は、
簡単に言えば、
「喪失との再会」です。謎
ありがとう!!
>てっちゃん
そうそう。ヒッチもしようと思ったんだけど
そもそもトラックがあんまりなかった。
無事でよかったよ、ほんまに
ありがとう!
投稿者: 原田 | 2006年01月20日 11:05
日時: 2006年01月20日 11:05