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Adjust me

adjust、という言葉が好きだ。

アドジャスト、と発音して笑われるのだけれど。

意味は、このようなものだ。

ad・just - goo 辞書

v. 合わす, 調整[調節]する; 適応[順応]させる[する] ((to)); 調停する, 和解させる; (損害支払額を)査定する.


つまり、「何かを何かに合わせる」というような原意だろうと思う。

日本語で言うならば、「適応」「あわせる」とかになるようだけれども、
ピンとこない。AdjustはAdjustなのだ。

アルクで用法が載っているので見ると早い。
スペースアルク:英辞郎検索結果


僕は、気づくと、この単語をつぶやいていることがある。
「Adjust me(to the world)」というように。
Worldの前に、Fワードが入ることもある。

村上春樹はノルウェイの森で
社会と適応できない自我を描いたシーンがあった。

春樹がお気に召さないなら、
トマスマンの「魔の山」でもいい。
カストルプは、世俗から離れ、スイスの山奥に向かう。
そこでは、社会と自身があわないような世界が、
彼を包む。

あるいは、ばなな「アムリタ」のあの夜でもいい。
夢のような、現実のような
自分が自分でないような感覚。

それを直すための呪文が
「Adjust me」なのだ。
 ※どこぞの国ではハゲが「魔法の呪文」で
女性10人だかの、たらしこんでいたが、
それとは関係ありません。

自分のパーツを、うまく世界に当てはめるように
肩を軽く2回ほどまわし、
深呼吸をする。

適応させる、のである。

ガッデムな世界だろうと、
堕落な世界だろうと、
いずれにせよ、世界から逃げられない以上、
世界に居座るしかないわけで。

まさに、夏目漱石が「草枕」の冒頭で
述べたように。

この世界が住みにくいからとて、
この世を作ったのは人である。
人でなし、が作ったあの世は
尚更済みにくかろう、なわけだ。
(かなりうろ覚え)

「ねじ」を、ゆっくりと巻く。
自分と世界の間に介在する「何か」を、ゆっくりと
取り除く。
耳をふさいで、奥深くにもぐる。

それが、
Adjust アジャストである。

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