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ウルグアイ

ウルグアイでの記憶は殆どないと言ってもいい。
首都のモンテビデオしかいっていない。

もしかすると、この記憶は
パラグアイの首都と勘違いしているのかも知れない。

しかし、いま、記憶にあるのはその
どちらかの首都だ。

その国では、チパという食べ物が印象的だった。
ベーグルのような、モチパンのような
不思議な触感で。
食感、か。

そのチパは、日本で
お目にかかったことはない。

良かれ、悪しかれ。

で、そのチパを食べに、
ホテルから町へ出た。

夕方17時ごろだったと思う。
その途中で入ったレストランは
いや、むしろ、「食べ物屋」は、
とても狭かった。

しかし、出す料理は美味で、
その時は私は魚を食べた。

暑い暑い南半球の3月ごろだ。

太陽が降り注ぎ、
スペイン語が町を舞う。

町の地図さえ持たない私は
ホテルを見失えば、それでおしまい。

だから、そのレストランを後にして、
チパを得ると、
さっさとホテルに戻るよりなかった。

私は、ど級の方向音痴なのだ。

すでに、チパを得るために10分以上歩いている。
いくら、その町が、分かりやすい道をしているからとて
これ以上歩くのは無謀でしかなかった。

そこで、私はホテルに戻ったのだが
時間はまだ19時ごろ。

奮発して泊まったホテルだった。
というのも、その町では
安いホテルを知らなかったのだ。

情報が何もなかった。
地図はおろか、何があるのかさえも。

だから、私は駅から、その唯一知っている
ホテルの名前を告げて泊まっただけだった。

そして、もう一つ知っていた情報が
チパ、というパンが美味い、ということだけだった。

通貨もレートさえも知らず。

だから、ホテルの外にも出ることは出来なかった。
旅人は、治安の程度を肌感覚で知る必要がある。
しかし、私は、その町の治安のよさ悪さを
まだ判断できる状況にない。

ただ、ホテルの扉の閉め方から言って、
良くないのは間違いない。

フロントの鉄格子と、警備員が厳重に
ホテルを防ぐ。

そこで、暇をもてあました私は
フロントやロビーを散策し
インターネットを見つけた。

そこで、インターネットを借りて
日本のYahooにアクセスすることが出来た。

インターネットは凄いな、とその時思った。

ありきたりだが、実際
あらゆるものの「凄さ」ってのは
経験に基づいたものでなければ、分からないものなんだろう。

春樹的に言うならば
「血は流されなくてはならない」ってやつだ。

宮部みゆき的に言うならば
「物事は、全て終わってから知る」
というようなものか。

そんなことをいま思い出した。



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映画、ターミナル。

実話は、パリのシャルルドゴール空港らしい。
で、イラン出身の人がモデルだ。

だいぶ前、X51だかABCでその人を見た覚えがある。

やはり名作だな
ハリウッド的名作。
ここまでやるとすがすがしい。

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