水色と青色は違う。
それは、決定的な本質的な違いである。
青色に白を混ぜれば、水色にはなる。
然り。
それは、物理的な事実としては認めよう。
オーケィ。
しかしながら、
その存在の拠って立つところが
青色と水色が
絶望的異なるのである。
それは、フレンチブルドッグと
ボストンテリアくらい違うのである。
(昨日知った。
この2種類は似ているくせに、ブルドッグとテリアということで
全然異なるとのこと)
青色が原色として、
あるいは信号を支えるものとして、
または、空を意味するものとして
確固たる存在感を誇示しているのに大して
水色は、非常に曖昧な色である。
むしろ、青色から相対的に定義づけられし色と
考えてもいいかも知れない。
下手すると、薄青色という
不名誉まで、被る可能性さえある、あまつさえ。
まさに大江健三郎的Colorと言っても
過言ではない。
しかし、水色が好きな人は多い。
それは、青というパンチのある色よりも
少しは穏やかで、さりとて
その空が意味するところの広さ、あるいは
さわやかさというニュアンスは誇示した
非常に便利な色に、
その価値を見出すのである。
すなわち、
すなわち、水色といえば、
都合のいい色であり、
意識しなくとも、それは、
鈍することなくとも、角立たず。
つまりは、右へならへの大衆迎合的イコンを
象徴するものである。
つまりは、コンサバティブではあるが、
その狡猾さたるや、飄々たること
風の前の塵に同じ。
そのような色が、
水色なのである。
■
講談社 (1996/11)
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ドクターリスクアメリカ的な
サスペンスとユーモアに満ちた
大味な本。
まあ、リスク分析というものを筋にしているので
そういう意味では、また面白く読めた。
最初のうちは。
すぐに飽きたけれど。
3点。

