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ランドセル

フィクションの話だ。

小学校のころ、
自分だけ、別のランドセルだった。

いわゆる、皮のランドセルだった。
黒の。

友人たちが、ビニルのランドセルを背負って、
登校する。

僕は、皮で登校する。

見た目は、特に変わらない。
最初のうちは。

数日が経ち、数ヶ月が経ち、
面妖な趣が現れる。

皮は、すぐしわしわになるのだ。
ビニルは、見た目はきれいだ。

僕のランドセルだけ、
どんどん老けていく。

アシュリーのように。

それがとても嫌だった。

同じことが、手の甲にもあった。

僕は、潔癖症で。
それこそ、毎日石鹸1個を使うほどの
潔癖症で。

だから、冬なんかは、
手がが、ボロボロになっていた。
ゾンビのように。

でも、友人たちは
僕の手を見て
「手を洗ってないからだ」
と言った。

言い返しても、無駄だった。
そのメカニズムが分からなかったから。

小学生に議論は必要ない。
ロジックも必要ない。
声の大きいものが勝つ。

the louder, the winner


いまとて、変わらないかも知れない。


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2 なんだかなぁ。
4 よかです。
5 育児の息抜きに


内田春菊は、「ファザーファッカー」で有名です。
このように彼女は、漫画家で売れていますが
文章も素敵です。

このまったり感と厭世観的な匂いがたまらない。
あ、でも享楽主義か。

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