最近は、なぜだか、どうしてだか
やたらめったら忙しくて
ゆっくりする暇もなくて、
まるでそれは、雨季のバンコクのメコン川のように
日々は流れていった。
しかし、ふと、エアポケットのように
休息をとることができた。
昨日。
私は、休息に「何かをする」のは大嫌いだ。
遊びにいったりショッピングしたり、そのような
「ストレス解消」は必要ない。
ただ、「何もしない」時間が欲しい。
富士のふもとに捨てられた空き缶のように、
何の意味も持たない存在時間。
村上氏の言葉を借りれば
僕は、ネジをまかない。
お休みの日には、ネジはまかないのだ。
よく晴れた日なら尚更、良い。
朝一に目が覚めて、洗濯機を回す。
冬はしんとしている。
そして張り詰めた空気。肌を刺すのだけれど、それがまた
脳を目覚めさせ、うっとりとする。
冬の朝は、やはり白樺の中で過ごしたいという希望はまだ叶えられていないけれど。
そして朝食を作る。
ベーグルを丁重に半分に切る。
実はこれは意外とコツがいる。ベーグルは縦に見れば
シンメトリーではない。ドーナツでは、ない。けっして。
もしベーグルがなければマフィンでもいい。
ともかく、アツイ珈琲を入れる。
珈琲メーカーのコポコポいう音を聞きながら
ベーグルにクリームチーズを塗る。
たまにはブルーベリーも挟む。
トースターは3分半、きっかり。
それより長くもなく、短くもない。
そして、新聞を取りに行く。
お隣さんを見ても新聞は刺さったまま。
朝の帝王の気分。
ゆっくりと新聞を読みながら
朝食を済ませ、パソコンを立ち上げる。
「さあ今日は何もしないぞ」と
二回つぶやきながら。
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