2010年03月01日

東京マラソン顛末

2月28日、東京マラソンを走ってきた。せっかくなので、ご参考情報でも(周りでもランナー多いし)。

まず抽選であたったのはめでたいことです。倍率今年は10倍くらいだそうで。

ただ、当方としては4度目なので、「やっと」という気分。これ当選する方法もいくつかあるようです(ただ100%というのはなかなか難しいみたいですが)。知り合いには「毎年出てる」というごにょごにょな方もちらほら。

で、事前練習など出来るわけがなく。当日でさえもスケジュール的に参加できるか怪しかったのですが、まぁ当たった以上、出たいわな、ということで無理くり参加(結局、終わってから余韻もなく風呂も入れず仕事するハメになりましたが)。

ちなみに朝も出かける直前まで資料作成という自体に陥っていたので、防寒具の用意など出来るはずもなく(忙しさPRをするつもりは毛頭ないのですが、一応経緯を)。

土砂降りの5度の気温の中、傘も持たず現地に到着。そして、ざーざーぶりの中、Tシャツ・短パンという姿は我が身だけ。98%くらいの人が、傘やカッパ、ウィンドウブレーカーで雨対策。

いやさ、ランナーってそんなヌルイことでいいんすか、と一人思いながら、並ばらないといけない時間からスタートまでの30分をガチガチ歯を鳴らしながら待つ。しかも時計も見あたらなかったので、じゃらじゃら系時計というひどさ。

もはやこの時点で戦意喪失というか、意識が明後日の方向に。image, 1年でもっとも寒い時期に雨に打たれながらTシャツで30分、たちつづけるという苦行を。

そして、意識は「タイムだせるかな?」から「完走できるかな」になり、次に「今日までの資料まにあうだろうか」から「明日の仕事できるかな」と仕事ごとへ、そして「自分は何しているのか」、「私の存在は何なのか」のように哲学的命題に移り変わりゆきます。最終的には「マラソン保険ってあるんだろうか」みたいなよしなしごとまで。

でも、「不毛地帯のシベリアに比べればましか、と相対的に心を穏やかにさせます(小説版しか知らないけど)。

そして、偉い人のスピーチや同じことしかしゃべらないDJなどの慰みも終わり、9時10分出発。

立ち止まるつらさに比べると、どれほど嬉しいことか!

そして新宿都庁前から、港区の方に向かいます。最初の10キロはまぁ楽しい、と。そこから10キロは、気持ち的には飽きてくる。

街頭の「頑張って」という声援は非常にありがたいものの「がんばってるがな!」とかこっそり突っ込み、たまに「Fight」という応援幕も見かけ「闘え!ってことかしら。和製英語のファイトならカタカナにしようぜ!」とか一人毒づくものの、フォローしておくと、いずれにせよ東京マラソンの良さはこういう地元の方々との絡みでしょうね。天候さえよければ非常にありがたい感謝感激の励ましでしたが、天候の悪さで世界が敵にみえていたんす。

さて、港区に入り見慣れた風景になり、少し気分も気楽。iPodを持っていたものの、手がかじかんで、スイッチのオンさえ出来ない状態で20キロまで到着。

そして、そこから浅草の方へ。この辺で雨がやんできて、急にテンションもあがってきます。iPodもオンできるし。

街頭では「バナナ」とかの給食がでる(公式のもの)。たまに、非公式の方がチョコとか飴もくれる。「お汁粉」まであった。こういうのはとても元気がでる(それどころじゃなくてあまり口に出来ませんでしたが)。

20キロから30キロまでは楽しく走る。35キロくらいから、テンションだだ下がり。たまにボビーなんとかの芸能人もいる。

やはり、見慣れた東京の街を走るのは楽しい。「銀座四丁目」あたりは、人も多くて楽しい。「角を曲がると、そこは銀座だった」みたいな。

また、いたるところで催し物がされており、歌うたったり、バンドがあったり。ゆっくりは見れないけど、これもそこそこ楽しい。

コスプレしている人は、そこそこいた。サッカーのワールドカップのトロフィーやスパイダーマン、動物などなど。ただ、ホノルルに比べると少し少なかったかも。

そして、まぁ最後はゴール。運営のオペレーションはエクセレント。ほとんど待ち時間なく、「メダル」をもらって、タオルをもらって、「給食」をもらって、手荷物の返品まで至る。この辺りは感動。

※ただし、東京マラソンは「津波の心配の中の決行」や「オリンピックの期間中の開催(東京ってオリンピックに申請してたんじゃなかったっけ?)」で批難されていた点もあることを念のため注記しておきます。個人的には、その辺は価値観の問題なので評価いたしかねる。

タイムは相当悪かった・・・。どれくらい悪かったかというと、100キロマラソンの42キロ時点の記録より悪かったというほど悪かったので書かない。聞かれても言わない。

42キロマラソンは02年のホノルル以来ぶりだから7年ちょいぶり。ただ1度でも走ってるとペース配分がわかるので気が楽です。ただ、年の(以下、矜持のため自主規制)。

100キロマラソンの時は「あ、アキレス腱切れるかも」という恐れと共に走っていましたが、そういうのもなく(実際、ぷちぷちいってた)。

ただ、筋肉痛は案の定。地元の駅で降りたら、私と同じように足を引きづりながら階段をのぼる外国人がいて、妙な連帯感。お疲れ、というような。

総評としては、やはり東京マラソン、かなり楽しいマラソンでした(そんなに他の大会を走っているわけではないので絶対評価ですが)。皆様にも当選がありますことを願って。

参考:100キロマラソン (いけいけどんどん)

2010年02月26日

遠藤さん選挙スタッフを募集

先日、ご紹介した「遠藤ちひろ御大の多摩市長選挙、出馬」関連。

遠藤さんが選挙を手伝ってくれる方を募集しているそうです。平日夜だけでも、週末だけでも、自由な感じで、可能な範囲でOKとのこと。

学生さんでも、社会人でも問わないそうです。

私も過去には、お手伝いしたことも。色々学ぶことの多い経験です。あと遠藤さんは、後のアメリカ大統領くらいにはなる位の面白い方なので、それもおすすめです(実際、非常にユニークな御大です)。

もうあと1ヶ月、ラストスパート。東京最年少の市長選挙誕生へのスパートです。もはや現代の戦。熱き日々を過ごせること請け合い(体験談)。

ご興味ある方は、以下のお問い合わせか原田までご連絡頂ければ幸いです。

http://sitesrv.tank.jp/contcgi/form.html

よろしくお願いしますー。

2010年02月20日

メールの不達とツイートと

電子メールは不達の時がある。

たとえば、相手の迷惑メールに振り分けられている時や、相手が今は利用していないアドレスにメールを送った時、サーバのエラーなどだ。

そんな時、メールはどこにもたどり着かず、放浪の文となる。

そして、かなしいことには、自分にとっては、どのメールが不達か知るよしもないのだ。

仕事のメールなら、まだいい。返事がなければ「届いていますか?」や「電話」で対応することができる。けれども、プライベートのメールならば、そしてそれが時に「重たい」メールならば、「届いたか?」と確認することさえ憚られるだろう。

そして、送った方は、相手がメールを返していないという記憶を持ち、相手は読んでもいないのだから、知らないままそのメールは時空の狭間を彷徨うことになる。

なんて悲しい。

そんなことをふとtwitterのDMを見ながら思った。というのも、たとえば当方ではtwitterのDMスパムがけっこうな量になっており(1日30を超えるかも)、そもそもメールの通知も切っている。

だから、もしDMで誰かが連絡をくれても見逃すだろうなぁ、と思ったのだ。

そして、それは決してtwitterだけの話ではなく、メールや時に携帯メールでさえもそのようなことは起こるかもしれない。

見られることを前提としない文章はそれで存在意義があるが、宛先がついたメッセージが誰にも見られないとは、なんとももの悲しい。

たとえば作家のフランツカフカ。

彼は遺書に未完の原稿を燃やすことを記した。しかし、友人はそれらを燃やさず出版した。それらの中には、かの「城」や「アメリカ」「審判」なども含まれている。

もし友人が従っていたら、これらの物語は日の目を浴びることなく世界から消えていた。悲しい。

でも。

でも、たとい時にいくつかのメールが不達で埋もれてしまったとしても、それは何かしら人生の出会いと同じで「そういうもの」なんだろうなぁ、とも思う。

人生で、「たまたまの街角での出会い」があるように、逆に「本来起こるべきだった何か」が起こらなかったということもありうる。

twitterのタイムラインを見ていると、そのような岐路が色々紛れているなぁ、と。

ツイートの流れに「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」という川の流れを見たりして。

たららん。


2010年02月14日

匂いの復権

最近、匂いがなんだか力を増しているような気がする。

というか、単にアロマをよく目にするようななった、という程度なのだけれど。あるいは年齢に応じて、そういうのが目につくようになってきただけなのかもしれない。

中学生の頃は、インセンスだか何だかのアジアンテイストなお香が流行っていた気がする。ヤンチャな人たちは制服にその匂いをたきつけていた。バニラだか、ココナッツだかなんだか。

高校生になると色気づいた人たちが香水を使う。雄な方々もCKのなんだかとか、アクアなんだか、ウォーターなんだかなどさわやかさを求め、馬子にも衣装な形でそれなりに教室には幾分、匂いが漂っていた気がする。

いつからか、アロマのトレンドが増え、蝋燭を筆頭とし、オイルがでてきた。最近はスティック型のものもよく目にする。

今日、雨上がりに外に買い物に出かけた(クリップ)。

雨上がりの匂いが、昔の記憶を刺激して、なんだかおののいた。戸惑った。慌てた。自分がどこにいるか分からなくなるほどの濃い匂いだった。そして不思議なことにその匂いが何に結びついているかは明確でもなかった。ただ過去を意味するような匂いだった。

よく言われるように、匂いは記憶と密接に結びつく。それが妙技たるゆえんは、匂いは記憶として思い返しにくいからだ。

ニンニク程度の匂いだと香りを思い出すけれど、10年前に誰かがつけていた匂いはどこかに埋もれてしまう。

それでも、その匂いを再び嗅ぐとそれがトリガーとなり、同時に記憶がよみがえってくる。その「忘れてた度」と「思い出せる度」の差分が大きいゆえに匂いは情緒的な存在となる。

この所作はあらゆる小説や映画などでも利用されるほど、心理的インパクトは大きい。

時をかける少女ではラベンダーの香りが、辻仁成の「嫉妬の香り 」はタイトルにあるように匂いに纏わるエピソードで、あるいは村上春樹氏がウィスキーの本でその匂いに関して触れている。

個人的エピソードを1つくらいあげるならば、昔、留学時に知人が手紙をくれて、その手紙には香水が振られていた。粋なことをするものだ、と思った記憶がある。

そういう風に香りは人生を時に色もなく彩る存在となる。

とはいえ。

とはいえ、突然街中で過去を引っ張り出すのはかんべんしてよ、と思うです。

2010年02月07日

見えない敵と戦う少年

先日、信号待ちをしていた。

隣で小学生1、2年生とおぼしき少年がいた。

少年はジャンプを繰り返し、たまにパンチを繰り出していた。

何と闘っているのだ?と見ていたところ、どうやら車の影と闘っていたようだ。

車の影をジャンプで交わして、その影に攻撃していた。

見えない敵と戦う少年がいる、と思った。

この話は別段、少年に限らなかったりする。実は「見えない敵と戦う人」は少なからずいる。

たとえばジャーナリストの知人は「真実を暴く!」という信念で戦地にも向かう。そこにいるのは、局地的には「政府」「隣国」などがあるかもしれないけれど、大きなところでは「見えない敵」と闘っている。

政治や国営に携わる知人もそのような人が多いかもしれない。

ブログなどのWebメディアでも「おうおう、そんな喧嘩腰にならんでも」と思うほど牙をむきだし闘う人たちがいる。時には不正であったり、邪悪(evil)であったり、あるいは偏りであったりするけれど、いずれにせよ、長期的には何かしら「巨大な見えない敵」と闘っていたりする。

そんなことを考えながら交差点を渡って、道を折れた。少し進んだ。

その道では、男性と女性が2人歩いていた。男性はスタスタと道を渡った。その道は2車線の2方面で信号機のない場所だから、少しタイミングが難しい。

女性はそんな折「渡れないよ」と男性に声をかけて、男性は中央分離帯で止まっていた。

道を渡るということの是非はともかくとして、そこで「渡ろうとチャレンジ」するかどうかが1つの闘いでないかとふと思った。

いわば「何かへの挑戦」が1つの見えない敵との戦いになるのかもしれない、と思う。

以前、「人生は差分だ」と書いたことがあるのだけれど、もしかしたら、人生は「挑戦の総和」で決まるのかもしらんな、とふと思った。

2010年01月31日

時には電車の中で大口で

先週、夜。23時ごろ

打ち合わせの帰りに電車に乗っていた。大江戸線の六本木。

大江戸線は他の車両よりも空いていることが多い。それでも、この時間はそこそこ混んでいて。

ふと、妙齢の女性が座っているのが目に付いた。その容姿ゆえではなく「上に大口を空けて、爆睡していた」からだった。まぁ、その端麗な容姿とのコントラストが否応にも目を引いたのは否めないけれど。

周りの人は特に気にせず横に座っていたアフリカ系の人はiPhoneで熱心に何かを読んでいた。思わず中島みゆきのファイトが脳裏に浮かんだ。

一時の安寧とオリエンタルな地下鉄だった。

先週、夜。26時頃。

走ってこよう、と思ってマンションの部屋から1階へ向かった。

マンションの郵便受けを2週間くらい空けてないな、と思いながら、エレベータがN階で止まった。

エレベータ内から透明ガラスを通じて、N階を見ると、女性の部屋から男性が出てきていた。女性は部屋の中で、扉を開けたのが男性だった。

エレベーターのドアが空いて、女性が男性に怒っているのが聞こえた。男性は女性と目を合わせず下を向いていた。

ドアを空けながら私は「乗りますか?」と聞いた。男性が2秒ほど考えてから「すいません。先にいってください」と男性は言った。

平日丑三つ時の論争と慈しみのN階だった。

先週、夜。23時頃。

大学の同窓会的な何かで寄ったグローバルダイニング系の飲食店@恵比寿

トイレに立った私はテーブルの間を抜けて。ふと、女性が1人で食事をしていた。

周りは誕生日の祝いやカクテルショーで賑わしい中、そのテーブルにはシーザサラダとファフィータ、バッファローウィングにガカモレがところ狭しと並んでいた。

1人で食事する人は珍しくない「コンクリートジャングル」だけど、その量の多さが目について。

栄養素とカロリー以外の何かを腹に収めるように、その人は食事をしていた。

喧噪と哀愁が同席するテーブルだった。

都会の夜はドラマが溢れているな、と思う。嫌いではない。私が勝手にドラマを作り上げているだけかもしれないけれど。

2010年01月30日

思いどおりに働く!―20代の新世代型仕事スタイル

思いどおりに働く!―20代の新世代型仕事スタイル
宮脇 淳
エヌティティ出版
売り上げランキング: 12643

上記の本に取り上げて頂きました。

以下のような内容。

20代の注目すべきビジネスパーソン10人の取材をもとに、これからの働き方のヒ ントや最新のウェブツールを紹介する実践的な仕事本。

ちょっとした仕事術的なものをお話いたしました。

しかし20代も最後の年になってしまつた。あまり年齢は気にしない生き物なので、便宜的に意識しているフリをすることになるのだけれど。

さて本書、他の回答者の方々がユニークな方なので、是非、お手にとって頂ければ幸甚です。

そして何より宮脇さんありがとうございました!

2010年01月23日

瀬谷ルミ子さん

7.jpg

瀬谷ルミ子さんという方がいらっしゃいます。

面識は全くないのですが、以前メディアで拝見して感銘を受け「負けない!」と思いブログTwitterなどをよく拝見しています(文章も面白い)。

公式プロフィールをブログから引用させて頂くと

中央大学総合政策学部→英ブラッドフォード大学紛争解決学修士号取得。国連PKO、外務省、NGOなどで勤務。第二回秋野豊賞受賞。
ルワンダ、アフガニスタン、シエラレオネ、コートジボワール等で勤務。専門は紛争後の復興、平和構築、治安改善(SSR)、兵士の武装解除・動員解除・社会再統合(DDR)など。
アフリカのPKOセンターで軍人、警察、文民の訓練カリキュラム立案や講師も務める。

と書かれているように、国際社会における内戦や戦争後の地域に貢献されている方です。

上記で強調した「DDR」が専門で、「DDR」とは、Disarmament, Demobilization, and Reintegrationの略で「武装解除」「動員解除」「社会復帰」の三つのプログラムを総称。

私自身、上記にも記載されているような「ルワンダ」や「アフガニスタン」「ケニア」など海外の戦地をまわったからかもしれませんが、この辺りの厄介さは想像を絶するものだとは理解できるので、単純に感銘を受けるわけです。

「武力を解除させる(その人たちにとっての戦争を終わらせる)」というのは、「戦争を始める」ことの数倍~数十倍は大変なんではなかろうか。武力を解除することにって、自分は殺されるかもしれない。あるいは仕事がなくなるかもしれない。何より習慣を放棄することになる。と「戦士たち」は考えます。

それを「武力を使わず納得させる」わけで(ソフトパワーも含め)、何たるタフネゴシエーター

そして年齢は関係ないかもしれませんが、32歳の若さで・・・。

過去にはニューズウィークの「2009年 世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれ、アフガニスタンのカルザイ大統領から「ミスDDR」とも呼ばれています。

周りは国際政治に興味ある人も多かった気がするので、何となく共有でした。もう業界では著名人かもしれませんが。

↑ 最近はYouTubeにチャンネルも公開されたそうです。

著作は以下。

武装解除  -紛争屋が見た世界 (講談社現代新書)
伊勢崎 賢治
講談社
売り上げランキング: 5189
おすすめ度の平均: 5.0
5 紛争地域との関わり方
3 国際貢献とは何かを考えさせられる
5 事実は冒険小説よりすごい
5 平和のコスト
5 一気に読んでしまいました
国際協力の現場から―開発にたずさわる若き専門家たち (岩波ジュニア新書)

岩波書店
売り上げランキング: 88852
おすすめ度の平均: 3.5
4 若手の国際協力専門家紹介
4 日本女性の活躍
3 若き専門家たちの挑戦


以下もご参考まで。

組織の枠を超えて輝く個人の力 | キャリワカ:仕事術 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉

2010年01月22日

【関係者注目】遠藤ちひろ御大がいよいよ!

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あの遠藤さんが、いよいよ東京都多摩市長選に出馬されましたよ(現:多摩青年会議所副理事長)!!!

参考:遠藤千尋氏が出馬表明 多摩市長選 - MSN産経ニュース

こりゃもう万難排してチャレンジを応援するしかないでせう。

ご関係者の方々は当然ながら、生きとし生けるものは是非、以下をご覧頂ければと。

» 多摩市長立候補者 遠藤ちひろオフィシャルホームページ ~多摩の明日を考える会~

寄付!

そして、寄付ですよ寄付。サイトから献金も出来ます。当然、原田も十二指腸を売って2億ガバスくらい献金しましたので、是非、ご興味ある方は以下からどうぞ。

» http://www.e-chihiro.com/donation.html

■遠藤さんの肖像

遠藤さんと初めて合ったのは、2002年くらいの早稲田学園祭だった気がします(参考

そこから朝生やら、ユニストやら、長野の選挙やら、謎のテレビ番組などで色々楽しい時間を頂きました。そして、学費のために会社を創業して経営をしていた遠藤さんには色々学ばせてもらいました。

遠藤さんのおもしろエピソードはキリがないのですが、色々支障があるといけないので自重いたします。

2010年01月18日

走る男

毎週、決まった曜日に走る人がいた。

そして、毎回きっかり同じ距離を走る。5キロ程度を30分くらいで流す。距離はわからない。コースが一定、というだけだ。

かれこれ10年近くになる。

昔はタイムを付けていた。すると風邪を引いている時でも、体調がいい時でも時間は3分以内の違いに止まった。雨であろうと、真夏であろうと3分以内の誤差だった。

ある習慣化された出来事というのは、その行為者のコンディションや環境に左右されず、愚直に邁進していくものだ、という哲学を彼はひっそりと心に閉まった。きっとそれを口に出して言えば、反証や例外が出されて、彼が持つささやかな走る哲学は少し濁ったものになってしまう。

自分の哲学というのは信じるために存在するものだ。それは一種の信仰にも近い。学問としての哲学は議論によって洗練を身にまとうが個人の哲学は真冬の指先を温めるアンカのように、ひっそりと存在すべきものなのだ。

その曜日に彼は走ることを欠かすことはなかった。雨の日は音楽再生機をタオルに巻いて走った。スニーカーは3度代わったけれど、それも彼のタイムを変えることはなかった。

走り終えると、定期的なエクササイズを行う。20パターンのストレッチと腕立て・腹筋・背筋の20回を3セット。きっかり行う。これを終えないと走るという行事は終わったことにならない。正月におみくじが欠かせないように、走るという行為には適切なエクササイズが欠かせないのだ、というのも彼の信仰の1つだった。

「痩せてるね」と言われることがあるかもしれない。でも彼は「走っているから」とは言わない。「そう?」と返す。走るという行為は彼の聖なる儀式であり、それと体系や体調と切り離して考えているからだ。

雨の日やクリスマスに誰かが言うかもしれない。

「雨の日くらい休んで、明日、走れば?」と。

あるいは「クリスマスなんだから振り返れば」と。

「そうね」と彼は応えるかもしれない。でも、黙って走りに行く。いつも通り、音楽再生機を右手に、左手に鍵を。

「そういうことじゃない」と彼は自分に呟く。「この曜日に走る」と決めたら、走れる限りは走ろうと思う。もちろん天災や外部要因によっては走れないこともあるかもしれない。でも、走れるうちは走るのだ、と決めている。

「やるところまでやって、だめだったらその時考える」という別の信仰を彼は持っていた。とりあえず走れるなら走るのだ。

もっともその曜日に海外に居たり、仕事の都合でどうしても走れない時は、すぱっと彼は走るのを辞める。ただ、走れるならば、とことん走るのだ。

コーヒーを飲む時も彼は信条を持っていた。

1杯目は、入れ立てのコーヒーをブラックで飲むというものだ。ポイントは「入れ立て」という点だ。

それは、どれだけ熱くても入って1分以内に彼はそれに口をつける。「アツッ」と決まった台詞のように彼は呟く。

しかし、そろそろと彼は熱いコーヒーを口に運ぶ。

「さましてのんだら」と誰かが言うかもしれない。でも、彼は「そういうことじゃない」と独りごちる。これはもはや、コーヒーとの対峙なのだ。コーヒーが熱くあるならば、彼はそれを受け入れようと思う。

熱がるのはこちらの都合で、コーヒーが熱いのは当たり前だ、と思う。

「ミルクを入れたら」という人もいるかもしれない。

「そうじゃないんだな」と思う。ただ「できだけのコーヒーを熱いうちに飲む」という哲学は、多分そういうことではないのだ。

※この物語はフィクションであり、かつ寓話であろうとする話です。


アルカーナという会社をしておりますです。

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